Photo: 9NEWS

世界的に加熱しているシャークアタック予防のためのサメ除けグッズ。

最も有名な商品「シャークバンズ」を筆頭にサメを寄せ付けないグッズがメインですが、コンセプトの異なる商品の開発がオーストラリアで行われているとか。

今回の記事は、シャークアタックに遭っても生存確率を高める新素材ウエットスーツに関するニュースをお届けします。


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前述したシャークバンズは磁気を発生させることで、接近してきたサメが磁気を感じると自然と離れていくというグッズ。

磁気を感じるくらいゆっくりと接近してくるサメには効果的とのことですが、ホホジロザメのように遠距離からターゲットをロックオンし、猛スピードで襲い掛かってくる種類にはあまり効果はありません。

そこで今回開発されているグッズは、実際にサメに噛みつかれても被害を最小限に抑えて生存確率を高めるという新素材を活用したウエットスーツ。

9NEWSによると、今回の開発に向けて資金を提供したのは、2015年に5年計画のシャークアタック防止策実施を発表したオーストラリアNSW(ニューサウスウェールズ)州。

そのNSW州政府が9万ドルの助成金を出し、アデレードのフリンダース大学で新素材ウエットスーツの開発に取り組んでいるとのこと。

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実際にテストしている素材はケブラー(芳香族ポリアミド系樹脂)に似たタイプで、ボディアーマーとして防弾/防刃として使用されている繊維とのこと。

このような取り組みを行う理由について、チャーリー・ハヴェニアーズ教授は以下のコメントをしています。

シャークアタックで致命傷になる理由の大半は、出血多量もしくは出血によるショック。サメに噛みつかれても出血を最小限に抑えて迅速な対応ができれば、シャークアタックに遭っても生存確率は高くなると考えているんだ。

近々、実際にアデレード周辺にてテストが行われるというので、期待通りの成果を残すことになるのか気になるところです。

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