近年、ジェットスキーに牽引してもらうトウインサーフィンから、パドルサーフィンへと回帰するムーブメントが盛んなビッグウェイブサーフィン。最も有名どころで言えば、マウイ島のジョーズが上げられます。

数年前までなら、ジョーズでのビッグウェイブサーフィンはトウインサーフィンが主流でありましたが、今ではビッグスウェルが訪れるとラインナップにはパドルサーファーが波待ちし、ビッグウェイブにチャージするだけでなく、バレルまで狙うほどに進化しています。

今回の動画は、今やワールドクラスのビッグウェイブスポットとして認知されているポルトガルのナザレでのパドルセッションをお届けします。ナザレでは、今なおトウインサーフィンが主流なので、大きなチャレンジと言えますね。ナザレに関する過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。

今シーズンのナザレセッション&前田マヒナのチャージ映像

ビッグウェイブであわや大惨事!?:マヤ・ガベイラ

パドルサーフィンが限界をプッシュしているのは事実ですが、それでも人間のパドルで乗れる波には限界があります。また、ジョーズでの凄まじいまでのパドルサーファーのチャージは凄いですが、トウインサーフィンからパドルサーフィンに回帰してから、ここ数年のジョーズでは昔ほどのビッグスウェルが押し寄せてないとシェーン・ドリアンは話していた事があるので、トウインサーフィンに匹敵するほどのビッグサイズにパドルで乗れるのかは証明できていませんね。

さらに言えば、過去記事「パドルインvsトウイン:ビッグウェイブサーフィンの限界は?」で、こちらもシェーンが話しているよう、パドルサーフィンではクリーンコンディションという条件付きでなければビッグウェイブには乗れないと言います。つまり、トウインサーフィンよりも、求める条件がシビアとなります。

しかし、パドルサーフィンが盛り上がっているのは事実ですし、オーストラリアのザ・ライトでもパドルサーファーが登場するのは時間の問題という過去記事もありましたので、今後の進化が楽しみです。


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