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Photo: WSL

現地時間2019年6月4日、オーストラリアのWA(ウエスタンオーストラリア)州マーガレットリバーをメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)第4戦が終了。

メンズとウイメンズ共にイベント名は「Margaret River Pro(マーガレット・リバー・プロ)」で、通称マーギーズプロ。

最終日の本日は、メンズはジョンジョン・フローレンス、ウイメンズはレイキー・ピーターソンの優勝で幕を閉じました。

今回の記事は、マーギーズプロのイベントレポート、動画、最新CTランキングなどをお届けします。


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Margaret River Pro(ウイメンズ)

本日の最終日はライトのスラブのザ・ボックスで開催される可能性があると発表されていましたが、最終的にメイン会場となるサーファーズポイント(メインブレイク)でオン。

メンズとウイメンズ共にセミファイナルからスタートとなったので、メンズのファイナルでイベントを終了させるため、ウイメンズからスタートとなりました。

この流れは定番で、おそらくメンズ目当てのファンが多いはずなので、メンズを先に終わらせたら帰ってしまうギャラリーがいることを想定してのことだと思います。

さて、セミファイナルのヒート1では、まずタティアナ・ウェストン・ウェブがサリー・フィッツギボンズを破っての勝利。

個人的には事実上のファイナルと思っていたレイキー・ピーターソンとカリッサ・ムーアというパワーサーフィン対決は、どちらもエクセレントレンジ(8~10ポイント台)を一本マーク。

シングルハイエストスコアではカリッサが勝ったものの、バックアップスコアでカリッサ超えとなったレイキーが、0.17ポイント差と言う僅差でビッグヒートを制する結果に。

タティアナとレイキーという顔ぶれとなったファイナルでは、サイズのあるロングウォールというコンディションで強かったのはレイキー。

胸~頭サイズくらいになると、バックサイドとなるタティアナの方が縦へのアプローチがしやすくて有利となるので、本日のマーガレットリバーではレイキーに有利なコンディションとなることに。

結果的に、エクセレントレンジはマークされなかったものの、6ポイント台を二本揃えたレイキーに対し、バックアップスコアを出せなかったタティアナが敗退となりました。

本日の結果

Margaret River Pro(メンズ)

セミファイナルのヒート1に出場したのは、優勝候補のジョンジョン・フローレンスとリプレイスメント出場のカイオ・イベリ。

両者ともにヒート終盤までミドルスコアしか出せず、どちらが逆転してもおかしくない展開となったものの、残り10分を切ったところでジョンジョンが7ポイント台をスコア。

しかし、カイオも負けてはなく、ヒート終わりのラスト2本でヒートスコアを塗り替えたものの、ジョンジョンもラストウェイブでさらにスコアを伸ばして僅差を制することに。

ヒート2のコロヘ・アンディーノvsジュリアン・ウィルソンの対戦は、二人共にハイスコアをマークできず、いつシチュエーションがひっくり返ってもおかしくない展開であったものの、コロヘがファイナルへと駒を進めました。

ジョンジョンvsコロヘという、オリンピックであればどちらもアメリカ代表というマッチアップとなったファイナル。

コンテストサーフィンでは、自分のピークをどこに持ってくるのかがテーマの一つであり、トップサーファーであればファイナルに照準を合わせるのが定番。

まさにその通りの展開を見せたのが今回のジョンジョンで、ファイナルにしてジョンジョンは9ポイント台を二本揃えるというパーフェクトなパフォーマンスでコロヘを撃破。

ジョンジョンはベルズビーチでも優勝しているので、今季は4戦目終了にして早くも2勝を挙げてしまいました。

2勝すればタイトルコンテンダー(シーズン終わりにタイトルレースを争うサーファー)になることは間違いないので、今季も目が離せません。

本日の結果

イベントハイライト動画

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まとめ

次なるCT第5戦の舞台となるのはブラジルのリオデジャネイロ州サクレアマでオイリオプロ。

ウェイティングピリオドの設定は6月20~28日の設定となっています。

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公式サイト(メンズ)「Margaret River Pro

公式サイト(ウイメンズ)「Margaret River Pro

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