現地時間2019年10月7日(フランス)、メンズCT(チャンピオンシップツアー)イベント第9戦とウイメンズCTイベント第8戦が開催。
イベント名はメンズが「Quiksilver Pro France(クイックシルバー・プロ・フランス)」、ウイメンズが「Roxy Pro France(ロキシー・プロ・フランス)」。
イベント三日目となった本日は、メンズとウイメンズのラウンド3が終了しました。
今回の記事は、フランスCTイベントのイベントレポート、動画、今後の波予報といったニュースをお届けします。
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クイックシルバープロ@フランス
フランスらしいクローズアウトのショアブレイクで開催となった本日。ほぼクローズアウトの中、ごくたまにドギードアからバレルを抜けられる波があるといった感じです。
そのため、サーファーは奇跡の一本を求めてひたすら波に乗りまくる。ジェシー・メンデスに至っては、イタロ・フェレイラに敗退したものの1ヒートで20本も波に乗りました。
さて、本日は現CTランク2位のフィリペ・トレドが早期敗退になるという番狂わせが発生。相手はローカルワイルドカードのマーク・ラコマレ。
フィリペはタイトルレースに絡んでヨーロピアンレグに入ると、毎回早期敗退しているので、タイトルレースのプレッシャーもあったのかもしれません。
また、今回は後背部の痛みをおしての出場となったことも一因となっているでしょう。
ヒート5でのフィリペ敗退に続き、ヒート12ではケリー・スレーターも早くも敗退。相手はツアー復帰したばかりのレオナルド・フィオラヴァンティ。
ヒート後半はリードしていたケリーでしたが、残り1分台と言う最後の最後でレオがバレルをメイクして、コールされたスコアは8.33のエクセレントレンジ。
イタリア代表サーファーとしてヨーロッパでツアー復帰したレオの快進撃が続くのか注目です。
本日のトータルハイエストスコアとなる14.50をマークしたのはヤゴ・ドラ。エクセレントレンジは出していないものの、ミディアムスコアをしっかり2本揃えての結果です。
ショアブレイクにもかかわらず、ほぼ水深ゼロとなるドライサンドへとエアリアルを仕掛けて着地までメイクと何でもアリなサーフィンは強烈でした。
ちなみに、ヤゴは今イベントはCTに専念するため、レッドブルエアボーンのディフェンディングチャンピオンながらも今回は出場辞退。
そしてCTではレッドブルエアボーンに負けないエアリアルをメイクしたりと、コンテストとエアショーの境目が良く分からなくなってしまいます(笑)。
*ヤゴ・ドラのエアリアル
ヒート結果
今後のヒート表
ロキシープロ@フランス
ハードなコンディションであったことから意外でしたが、本日はウイメンズイベントもオンとなることに。
難しいコンディションであったことからロースコアヒートも多々ある中、キレたサーフィンを見せたのがコートニー・コーンローグ。
パーフェクト10に加え、バックアップスコアとして8.93をマークしトータルスコアは18.93。
対戦相手となったワイルドカードのヴァヒネ・フィエロはトータルで11.16をマークしていて、ヒートの組み合わせによっては勝ち上がれていたので運が悪かったとしか言えません。
ローカルスターであるジョアン・デフェイもホームイベントであるためか好調で、9.00をマークする活躍を見せることに。
前回のフレッシュウォータープロでの準優勝で勢いに乗ったジョアンが、ホームイベントでどこまで勝ち進んでいくことになるのか注目したいところです。
ちなみに、WSLによると現時点のCTランクにより、オーストラリア勢の中でサリー・フィッツギボンズとステファニー・ギルモアによる東京五輪出場が確定したとのこと。
ヒート結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
今後の予報としては10月8日は新たなスウェルが入りサイズアップしてくるものの、午前中には風がオンショアに回る見込み。
10月9日は一日中風がオンショア予報。10月10になるとようやく風がオフショアとなり、波のサイズはフェイスで8~12フィート。
公式波予報サイトのサーフラインの予想としては、8日は開催される可能性があるとのことですが、予報だけを見ると10日に再開になると思われます。
まとめ
日本とフランスの時差は7時間で、日本の方が7時間進んでいます。
現地時間の9時に開催の場合、日本時間は同日の16時となります。
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公式サイト(メンズ)「Quiksilver Pro France」
公式サイト(ウイメンズ)「Roxy Pro France」