昨日お届けしたガブリエル・メディナによるインターフェアというルール適用に対し、反論したガブリエル本人のSNS投稿。
世界中のサーファーの間でヒートアップしている話題であり、特にガブリエルのファンであるブラジリアンの過熱ぶりは、相手のカイオ・イベリを脅したりと度を越しています。
そんな中、ようやくWSL(ワールドサーフリーグ)が事態の鎮静化を図ってか公式声明となる映像と説明を交えた動画を公開。
今回の動画は、インターフェアというコールに至った理由を説明するWSLサイドによる映像をお届けします。
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まずはWSLが公開したSNS投稿をチェックして下さい。
二人が波に乗った後、先にラインナップまでパドルアウトしたのは、波に乗ったポジションからはかなり離れた場所であったもののカイオで、カイオにプライオリティが与えられました。
ビーチアナウンサーもブルージャージーがプライオリティを得たと放送し、ブルージャージーはカイオ。
その2分後の波の取り合いで、ガブリエルにインターフェアのコールが下されました。
映像を再確認しても、ガブリエルがまだパドルアウト中、すでにカイオがラインナップに辿り着いていたことは明らかです。
カイオはラインナップへとパドルアウト後、ガブリエルがいた北側のポジションへと移動しましたが、すでにプライオリティを得ての事でした。
今回の件でポイントとなるのは、プライオリティに関しては先にラインナップにパドルバックしたサーファーが得る事になりますが、どこまでがラインナップなのかという点。
例えば、ケリー・スレーターと五十嵐カノアのヒートをチェックした方ならば覚えていると思いますが、二人の波待ちのポジションはかなり離れていました。
そういったサーフスポットになると、どこまでがラインナップなのかといった点が不明瞭になります。
今回のガブリエルは、波がブレイクしている場所こそがラインナップとの認識だったため、プライオリティボードすらチェックしなかったのでしょう。
となれば、カイオがスマートだったと言えます。カイオはプライオリティ獲得後に実際に波に乗っていたポジションへと戻ったということは、プライオリティをどうすれば取れるのか分かっていたので。
こういったルールの細かいポイントについては、実際に発生して見ないとどのように改善するべきかの答えを出すのは難しいところ。
個人的には、波に乗れないような場所(もしくはスコアポテンシャルのないポジション)に戻ってプライオリティ獲得というのも少しおかしい気がするので、改善されればと思います。