Photo: WSL / TONY HEFF

ウイメンズCT(チャンピオンシップツアー)最終戦のマウイプロに続き、12月19日に終了したメンズCT最終戦のパイプマスターズ。

QS(クオリファイングシリーズ)最終戦もすでに終了しているので、2020年CTサーファーが決定し発表されました。

ただし、メンズのWSLワイルドカード決定が例年とは異なる試みとなることに。

今回の記事は、今回の記事は、2020年のワールドツアーに参加するメンズとウイメンズのCTサーファーに関するニュースをお届けします。


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2020年CTサーファー

まずはWSL(ワールドサーフリーグ)から発表された来年度CTサーファーのリストから。

メンズCTサーファー

メンズCTトップ22

1. イタロ・フェレイラ(ブラジル)
2. ガブリエル・メディナ(ブラジル)
3. ジョーディ・スミス(南アフリカ)
4. フィリペ・トレド(ブラジル)
5. コロヘ・アンディーノ(アメリカ)
6. 五十嵐カノア(日本)
7. ジョンジョン・フローレンス(ハワイ)
8. ケリー・スレーター(アメリカ)
9. オーウェン・ライト(オーストラリア)
10. ジェレミー・フローレス(フランス)
11. ジュリアン・ウィルソン(オーストラリア)
12. セス・モニーツ(ハワイ)
13. ミシェル・ボウレズ(フランス)
14. ライアン・カリナン(オーストラリア)
15. ジャック・フリーストーン(オーストラリア)
16. グリフィン・コラピント(アメリカ)
17. カイオ・イベリ(ブラジル)
18. ウェイド・カーマイケル(オーストラリア)
19. エイドリアン・バッカン(オーストラリア)
20. コナー・コフィン(アメリカ)
21. ピーターソン・クリサント(ブラジル)
22. ヤゴ・ドラ(ブラジル)

メンズQSトップ10(ダブルクオリファイは除く)

1. フレデリコ・モライス(ポルトガル)
2. ジャドソン・アンドレ(ブラジル)
4. マシュー・マギリヴレー(南アフリカ)
5. ジャック・ロビンソン(オーストラリア)
6. アレックス・リベイロ(ブラジル)
7. ミゲル・プポ(ブラジル)
8. イーサン・ユーイング(オーストラリア)
9. コナー・オレアリー(オーストラリア)
10. デイヴィッド・シルヴァ(ブラジル)
11. モーガン・シビリック(オーストラリア)

WSLワイルドカード

・アドリアーノ・デ・スーザ(ブラジル)
・【未定】レオナルド・フィオラヴァンティ(イタリア)/マイキー・ライト(オーストラリア)

国別CTサーファー数

・ブラジル:11名
・オーストラリア:10名
・アメリカ:4名
・フランス:2名
・ハワイ:2名
・南アフリカ:2名
・ポルトガル:1名
・日本:1名

ウイメンズCTサーファー

ウイメンズCTトップ10

2. キャロリン・マークス(アメリカ)
3. レイキー・ピーターソン(アメリカ)
4. ステファニー・ギルモア(オーストラリア)
5. サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)
6. タティアナ・ウェストン・ウェブ(ブラジル)
7. コートニー・コンローグ(アメリカ)
8. ジョアン・デフェイ(フランス)
9. マリア・マニュエル(ハワイ)
10. ニッキ・ヴァン・ダイク(オーストラリア)
11. ブリッサ・ヘネシー(コスタリカ)

ウイメンズQSトップ6(ダブルクオリファイは除く)

1. イザベラ・ニコルス(オーストラリア)
2. ブロンテ・マコーレー(オーストラリア)
3. セイジ・エリクソン(アメリカ)
6. メイシー・キャラハン(オーストラリア)
7. キーリー・アンドリュー(オーストラリア)
8. 都筑有夢路(日本)

WSLワイルドカード

・タイラー・ライト(オーストラリア)

国別CTサーファー数

・オーストラリア:8名
・アメリカ:4名
・ブラジル:1名
・フランス:1名
・ハワイ:1名
・コスタリカ:1名
・日本:1名

CTサーファー決定に関する所感

まず、2019年ワールドチャンプとなったカリッサが含まれていない理由は、先日お届けしましたが、カリッサは2020年のワールドツアーをスキップするためです。

例年発表されているCTリプレイスメントが今年は発表されていませんが、例年通りであればCTとQSで1ランク差でCT入りを逃したサーファーになるので、以下の顔ぶれになると思います。

メンズ

1. ウィリアン・カルドソ
2. スチュアート・ケネディ

ウイメンズ

1. シルヴァナ・リマ
2. アリッサ・スペンサー

今年の発表で最も興味深いのが、メンズのインジュリーワイルドカードとなるWSLワイルドカード。

メンズは2枠あり、今年は怪我によるツアー離脱で来季CT入りを逃したのはアドリアーノ・デ・スーザ、レオナルド・フィオラヴァンティ、マイキー・ライトの3名。

ワイルドカード枠を怪我人の数が超えるケースはほとんどないのですが、昨年も同様のケースとなり、実績が判断材料となりました。

そして今年の場合、元ワールドチャンピオンのアドリアーノは文句なしにワイルドカード獲得。

残り1枠に関しては、レオナルドがCT歴2年、マイキーがCT歴1年とどちらもキャリアに関しては大差がないため決め手に欠けます。

そこでWSLが採用した手段が、2人共にオーストラリアンレグの3戦に出場させ、3戦後のランキングが高い方にWSLワイルドカードを与えると言うルール。

これならば、どちらのサーファーも納得できるという意味では面白い試みと言えるのではないでしょうか。

まとめ

今年はメンズは五十嵐カノア、ウイメンズは都筑有夢路と、男女共に日本人サーファーが出場する歴史的なワールドツアーとなりますね。

2020年シーズンのツアー初戦の舞台となるのはオーストラリアのゴールドコースト。ウェイティングピリオドの設定は3月26日~4月5日となります。

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