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Photo: WSL

サーフィンのワールドツアーを運営するWSL(ワールドサーフリーグ)。

前身団体であったASP時代にはサーファーが組織の舵取りを行っていましたが、WSL体制へと移行すると、サーフィンの商業化を推し進めるためにビジネスマンによる運営へと方向転換しました。

WSLとしては、初代CEOを務めたのはポール・スピーカーで、2017年にポールの後を継いだのはソフィー・ゴールドシュミット。

そして現CEOであったソフィーがWSLトップの職を辞任すると発表。

今回の記事は、WSLのトップ交代に関するニュースをお届けします。


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WSLのCEOに就任する以前のソフィーのキャリアは、テニス、バスケットボール、ラグビーなどといったスポーツ団体を渡り歩いています。

また、スポーツ団体での仕事と並行して、マーケティング企業でマーケティングディレクターを務めたりと、基本的に組織運営のマーケティングを専門としたキャリア色が強いです。

そんなソフィーがサーフィン界へと足を伸ばし、これまでに成し遂げた最大の功績はコンテスト賞金の男女平等という点ではないでしょうか。

女性CEOならではといった感じであり、アメリカをベースにするスポーツ団体としては初の試みでしたね。

そしてソフィーの跡を継ぎ、新たなCEOに就任するのはWSLで「コンテンツ、メディア、スタジオ」部門のトップを務めていたエリック・ローガン。

エリック自身はメディア畑を転々としたキャリアを持ち、ここ一年ほどでWSLが力を入れているのはコンテンツ部門。

すでにマーケティング部門ではソフィーが力を振るったので、今度はメディア部門へ力を入れることを宣言しているように受け取れます。

コンテンツに関しては、今年はケリー・スレーターが監修するドキュメンタリー番組の制作がアメリカで行われたりと、かなりエキサイティングな局面を迎えようとしています。

コンテンツメディア部門のトップがCEOとなり、何に優先権を置いた組織運営となるのか楽しみです。

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参照記事「WSL Announces New Chief Executive Officer