世界的に競争が激化しているウェイブプール業界。
数年前まではウェイブガーデン社とケリー・スレーターのサーフランチが市場を席巻すると見られていましたが、新たな造波装置メーカーがいくつも名乗りを上げているためです。
中でも勢いよく世界各地での建設予定を発表している造波装置メーカーの一つがアメリカンウェイブマシン(AWM)社。
今回の記事は、現状においてAWM社が発表した建設予定地に関するニュースをお届けします。
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AWM社はパーフェクトスウェルと呼ばれる造波装置を作っています。
最初にパーフェクトスウェル搭載ウェイブプールとしてオープンしたのが、米国テキサス州ウェーコのBSRサーフリゾート。
2つ目となったのは最近オープンしたばかりのニュージャージー州にある屋内施設のスカディンサーフ。
AWM社の造波装置を使ったウェイブプールの凄いところは、オープンまでのプロセスが極めて早い点にあります。
現時点において、プロジェクトが進行中となっている建設地は4つあり、日本、ブラジル、バージニア州、オーストラリアの4つ。
日本の場所は静岡県の牧之原であり、来年2021年オープンと公式サイトには記されています。
ここまでですでに計6つのウェイブプールであり、ウェイブガーデン社の造波装置搭載ウェイブプール数に並ぶ勢いを見せているほど。
実は今週、さらに2つのエリアで建設認可が下りたと発表しました。
気になる建設地は、フロリダ州ニュースマーナビーチとカリフォルニア州サーマルのアメリカ東部と西部。
フロリダはケリー・スレーターのホームであることから、サーフランチ建設が予定されていたものの地盤の問題から計画が頓挫した経緯のある場所です。
そのフロリダでは、未だにベールに包まれているグレッグ・ウェバーのウェイブプールとウェイブガーデン社の造波装置搭載ウェイブプールも建設予定とのこと。
カリフォルニアは、砂漠地帯という環境において不思議なことに近距離に3つものウェイブプールが誕生するエリアです。
さて、乱立するかのように一気に建設予定が報じられているウェイブプールですが、これほど参入者がいると言うことはビジネス面においても有望ということですね。
今後もウェイブプール建設のニュースは絶えないと思いますが、個人的に最も気になるのがサーフランチの動向。
オーストラリアのサンシャインコーストに建設との話が出たものの、その後は音沙汰がないですからね。
ケリー・スレーターのウェイブプールなのですから、今後の巻き返しなるのか注目したいところです。
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参照記事「Florida to get PerfectSwell as SoCal desert gets more legit」