日付変更線辺りから南米沿岸にかけての海面水温が平年よりも高くなるエルニーニョ現象。
エルニーニョとは逆に、海面水温が平年よりも低くなるのがラニーニャ現象で、今季はラニーニャ現象が発生しています。
サーフシーンにおいては、エルニーニョ現象が強まるとビッグウェイブが発生しやすくなるのですが、なぜが今季はラニーニャ現象にもかかわらずコンスタントにビッグスウェルがハワイへとヒットしています。
そして1月16日は今季最大サイズのスウェルがハワイへと押し寄せることに。
今回の動画は、さっそく公開されている16日のハワイでのビッグウェイブサーフィン映像をお届けします。
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さきほど触れたエルニーニョ現象についてもう少し話しておくと、エルニーニョ現象発生と言っても年によって程度の差があります。
近年において勢力の強いエルニーニョ現象が発生したのは2015/2016年シーズンで、ハワイにはノンストップでビッグスウェルがヒット。
そして同シーズンの1月、マウイ島ジョーズでアーロン・ゴールドが乗った波が、パドルインのビッグウェイブとしてはギネス世界記録に認定されています。
また、直近でエディイベントが開催されたのも同シーズンとなっていますね。
さて、そんなエルニーニョとは真逆のラニーニャ現象が発生しているにもかかわらず、ビッグスウェルが発生し続けるレアなコンディションとなっている今季。
ロックダウンやリモートワークなどの巣ごもりにより、車の排気ガス排出量などが大幅に減り、自然への負荷が軽減したことが一因で変化が起きた可能性があるとも言われていますね。
さて、新型コロナの影響でキャンセルになってさえいなければ、おそらく16日にはオアフ島ワイメアベイやマウイ島ジョーズでのビッグウェイブイベントが開催されていたと思われるコンディションとなったハワイ。
オアフ島のワイメアでスウェルがピークに達した正午前のサイズは、20~30フィート。
マウイ島のジョーズでは、スウェルがピークに達したのはちょうど正午辺りで30~45フィート。
今後、しっかり編集された動画が数々公開されてくると思いますが、まずは素早く公開されたいくつかの動画を紹介します。
最初はフィンレスとなるスキムボードでのビッグウェイブチャージで知られるブラッド・ドンキー。
ブラッドがチャージしたのはジョーズで、スキムボードということでトウインでのチャージとなり、恐ろしいほどの波に巻かれています…。
続くチャージの舞台は同じくジョーズで、チャージしているのはフランスのジャスティン・デュポン。
ブラッドと同じくトウインサーフであり、ウイメンズのビッグバレルとしてはおそらく最大サイズかつ最もディープなライディングだと思います。
動画では3本のセットが収録されていて、1本目はジャスティン、2本目はニッコロ・ポルセロとイアン・ウォルシュのローカル同士によるシェアライド、3本目がネイザン・フローレンスとなります。
このサイズにして、シェアライドとは相当ヤバすぎです…。
そのジョーズでは、ウインドウサーファーによるエゲツないほどのワイプアウトも発生。
同じ波では何者かがリップに吸い込まれていますし…。
動画のコメント欄には、ワイプアウトしたサーファーがテレポーテーションしたとのコメントがありますが(笑)。
最後は、エディイベントの会場であるワイメアベイの様子となります。
撮影が日本時間の昨日なので、編集はカット程度のロークリップとのことです。