アンタイヒーロー的存在と言えるフリーサーファーのノア・ディーン「Noa Deane」(26歳)。
パワーやエアリアルとオールラウンドという点で考えれば、世界トップレベルのフリーサーファーでしょう。
そのノアが乗るサーフボードがルーク・ショートによるLSDサーフボードで、ノアと考案して誕生したモデル「The Hammer(ザ・ハマー)」がリリース。
今回の動画は、ノア・ディーンによるザ・ハマーでのライディング映像をお届けします。
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ザ・ハマー誕生のきっかけとなったのは、ルークが自身の工場で眠っていた90年代前半のサーフボードからインスパイアされてのこと。
同ボードをベースに、ノーズエリアとエントリーロッカーにモダン風の改良を加え、少し変わり種としてノア用にシェイプしたそうです。
そのボードでのハワイで撮影されたライディング映像がノアのフィルマーから送られてきて、収録されているターンが過去一と言えるほど強烈だったとか。
そこで変わり種ではなく、ハワイのようなパワフルな波に合ったボードだと認識し、2020年初旬にノアがハワイから帰国後、改良に着手したとのこと。
ノア本人のコメントは以下となります。
すごい気に入ってるから、ショートボードに乗る時は大抵の場合、ザ・ハマーを選ぶんだ。
ノアが乗っているボードのディメンションは以下となります。
個人的に興味深い点は長さで、ここ10~20年ほどでメインボードの平均的な長さは5フィート台と短くなったものの、ノアの場合は6フィート台で身長より2インチ長い仕様。
サーフボードは短くなれば小さいパワーポケットでもフィットしたりと、いわゆる小回りが利くので扱いやすくなります。
一方、短くしすぎると波のフェイスに接するレールラインも短くなり、カーヴィング時のスプレーの飛び方といった見栄えが落ちます。
これは実際にケリー・スレーターがミニボードに傾倒した時に誰もが感じたことで、トッププロであっても見栄えが悪くなることが分かりましたね。
もしかしたら、ファッションなども20年周期で繰り返すと言われるので、サーフボードの長さも再び6フィート台がスタンダードな時代が迫っているのかもしれません。
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公式サイト「LSD Surfboards」