トップレベルのヨーロピアンサーファーとしてCT(チャンピオンシップツアー)で活動していたフランスのジョアン・ドゥル「Joan Duru」(32歳)。
2016年にQS(クオリファイングシリーズ)ランク4位となってCT入りを決め、2017~2019年までCTサーファーとして活動していました。
そんなジョアンによる2020/2021年ウインターシーズンのハイライト動画が公開。
今回の動画は、ジョアン・ドゥルによる昨季シーズンハイライトとなるフランスでのフリーサーフィン映像をお届けします。
スポンサーリンク
時期的にコロナ禍ということで、北半球のウインターシーズンはホームで過ごしたというジョアン。
ウインターシーズンのフランスと言えば、ハワイのオアフ島ノースショアに負けず劣らずといったビッグバレルが特徴なので迫力満載の映像に仕上がっています。
さて、ジョアンと言えば最近話題となったのは東京五輪最終選考を兼ねた2021年ISAワールドサーフィンゲームで優勝を果たしたこと。
ジョアンはフランス代表ということで、すでに2019年CTランクからジェレミー・フローレスとミシェル・ボウレズがオリンピック出場権を得て枠が埋まったことから、今イベントに出場するメリットは全くありませんでした。
にも関わらず出場して、優勝を決めてしまった事実はカッコいいの一言に尽きます。
ちなみに、コンテストサーフィンの最高峰はCTということで、オリンピック出場権において最もプライオリティが高いのがオリンピック開催前年のCTランキング。
続くプライオリティ2番手となるのが今回のオリンピック開催直前に行われるISAイベントで、このイベントが2番手な理由はオリンピック開催目前にして最も調子の良いサーファーを決めることでイベントのレベルを高め盛り上げることが目的でしょう。
なのですが、優勝したジョアンが出場できないというのは個人的には少し腑に落ちませんが…。
オリンピックは平和の祭典ということでより多くの国の選手の出場を掲げていますが、実力を無視した大義名分の裏で多くの国の選手が出ればそれだけ各国へ放映権が売れるといった商業ベースの発想という闇を感じてしまいます。