サーフィンの世界では実力あるサーファーが実力に応じてスポンサーを得られるというわけでありません。
運に左右される点は多々あり、単に運が悪くてスポンサーに発見されない場合もあれば、運悪く長期リハビリに至る怪我によってスポンサーを失う場合も。
そんなケースが当てはまるのが、ハワイのマウイ島をホームとするノア・ヒル「Noah Hill」(19歳)。
今回の動画は、オアフ島ノースショアでのノア・ヒルによるフリーサーフィン映像をお届けします。
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幼い頃はカリフォルニア州ヴェニスビーチで育ち、11歳の時にマウイ島に引っ越したと言うノア。
そしてノアはサーファーとして順調に成長し、コンテストの世界では数々のタイトルを獲得することに。
順調なサーフキャリアにより、2021~2013年頃にはビッグブランドのオニールがスポンサーに付いたりと10代のキッズサーファーとしては夢の階段を着実に上っていました。
しかし、ここ2年半ほどは上腕骨や大腿骨の負傷などといった怪我に苦しめられ、サーフィンできた期間はわずか4~5か月ほどだったとか。
その結果、現在はスポンサーレスという環境ということで、コンテストに参戦するには金銭的に厳しい環境にあると言います。
ちなみに、ジェットコースターの人生によってメンタル面のリハビリも必要であったため、今年1月終わりからセラピープログラムを受けたそうです。
そしてすでにプログラムを終えたということで、心身ともに万全の状態でサーフィン復帰するとのこと。
さて、サーファーのスポンサー事情は厳しく、CTサーファーになってもメインスポンサーが付かないサーファーも珍しくありません。
また、CT残留を逃してすぐにメインスポンサーを失うケースもあったり、CT入りしなくてもルックスでビッグブランドがスポンサーに付くケースもあったりと不条理な現実があるのも歴然。
ただ、スポンサーサイドから見れば、ノアなどのように実力がありながらスポンサーレスのサーファーもいるので、市場にはお宝が眠っているとも言えますね。
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参照記事「Team Managers Will Be Re-Adding This Name To Their List Of Prospects」