今ではかなり知名度が高くなったハイドロフォイルサーフィン(フォイリング)。
うねりが波としてブレイクする前の状態であっても、フォイリングであれば十分にライディング可能なほどうねりからパワーをキャッチできるので、一般的なサーフィンよりも遊べる許容範囲が広いですね。
そんなフォイリングでビッグバレルチャージを繰り返すサーファーが。
今回の動画は、タヒチのマタヒ・ドローレ「Matahi Drollet」(24歳)によるフォイリングでのビッグバレル映像をお届けします。
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エクストリームスポーツと言うよりも、レジャーテイストが強いフォイリング。
波がブレイクする前のうねりの状態で乗ったりできるので、波に巻かれる心配はないですからね。
なのですが、チョープーのビッグバレルをフォイリングで攻めるという限界をプッシュしているのがマタヒ。
フォイリングでのバレルライドでハードルとなるのは、ライン取りとバレル内の空間の狭さではないでしょうか。
ライン取りに関しては、通常のショートボードであればストール(減速)してバレルに入りますが、ハイドロフォイルだとボードが海面に接していないので、推測ではあるのですがストールできないと思います。
となると、バレルに入る手段は一つしかなく、ハイスピードになってもバレルに入れるだけディープなライン取りとなるでしょう。
空間の狭さに関しては、ボードが海面から浮いているので、物理的に空間が狭くなる事からチョープーのようなスラブでなければバレルに入ること自体が不可能に近くなります。
このような、いくつかのハードルがある事から普通はトライしようなど考えもしない事にトライする発想自体が興味深くないでしょうか。