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Photo: WSL / DAMIEN POULLENOT

2021年シーズンのCSランク14位でCT入りを決めたオーストラリアのジャクソン”ジャッコー”ベイカー「Jackson Baker」(25歳)。

インターナショナルなサーフシーンにおいては目立った存在ではなかったのですが、昨年はジャッコーのホームで開催されたニューカッスルカップにローカルワイルドカードとして出場したので記憶に残っている方もいる事でしょう。

今回の記事は、2022年シーズンにCTデビューとなるツアールーキーのジャクソン・ベイカーへのインタビューといったニュースをお届けします。


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CT初出場となったニューカッスルカップでは、ラウンド1でジャック・ロビンソンを抑えてラウンド3進出したものの、ラウンド3でイタロ・フェイレイラに敗れる結果となったジャッコー。

そのジャッコーが今年はCTサーファーとしてツアーに参戦することになりました。

ツアーデビューにしてCT初戦からパイプラインでのコンテストに関してはどのように感じているのか?

全く予想もしてなかったよ。スナッパーでパドルアウトしている様子を思い描いていたからね。

ニューカッスルカップでWSLのコンテストジャージを着用して、ホームのみんなの前にサーフ出来たのは最高の経験だった。

だけど、今年は自分の背番号を背負うって点が大きく違って、僕にとっては意味合いの重さが全く違うね。

家族やガールフレンドみんなに見守ってもらいながらのイベントにはなるんだけど、緊張することになるとは思う。

パイプの波はヤバいし、グチャグチャに巻かれることもあるとは思うけど、ここまで努力を続ける事でCTスポットを獲得して自分自身を証明してきた。

だからこそ、自信を持ってイベントに臨み、何本かビッグピットをメイクできれば最高だね。

ジャッコーは見た目的にはオージーにとってトラディッショナルなパワーサーファーと言った印象を受けます。

現CTサーファーで言えば、ウェイド・カーマイケルと被る感じですね。

ですが、近年のCTではトップレベルをキープするのに欠かせないマニューバの一つがエアリアル。

ジャッコーはエアリアルについて、どのくらい力を入れているのか?

エアーの練習は取り入れていて、調子は良いよ。

ただ、エアーについてはビッグエアーに力を入れ過ぎたら怪我が付き物になるから、そこまでエアーだけに固執してるわけじゃないんだ。

パイプとサンセットはバレルにビッグターンだから、あまりエアーは関係ないだろうけど。

個人的にツアーの最初の5戦は僕が得意とするサーフスタイルが合うとは思うけど、ポルトガルなんかでエアーが必要になれば狙っていくつもり。

CTサーファーになると、各自が選んだ思い思いの数字がコンテストジャージの背番号となります。

ジャッコーが選んだ数字は「61」という事ですが、どのような意味を込めているのか?

「61」って数字は、数年前に亡くなった母親の生まれた年なんだ。

面白いことに、僕がクオリファイした年は、もしも母親が生きていれば61歳になった年なんだよね。

色んなことに意味があり、この話をすると泣きそうになるんだけど。

今年は長らく振りにインドネシアのジャワ島に位置するGランド(グラジガン)でのCTイベントが開催予定。

フィジーのクラウドブレイクに似ていると言われるほどパーフェクトなレフトハンダーですね。

そのGランドはジャッコーにとって馴染み深いエリアだとか。

めちゃくちゃエキサイトしてるし、最高にクールだよね。

僕が12歳か13歳くらいの頃から、父親との親子トリップとしてGランドに通っていたんだ。

最後に行ったのは17歳くらいの頃だけど、何度も行ったな。

父親とは「僕がクオリファイする年にGランドがCTイベント会場になるなんて、通っていた当時に想像できた?」なんてジョークを言い合ってるくらい。

Gランドで父親にトレーニングしてもらったから、しばらく訪れてないけど、Gランドについては良く分かってるよ。

幼かった子供が成長してCTサーファーとしてGランドに戻るなんてクールだし、ボビーズサーフキャンプのみんなに会うのも楽しみだな。

さて、正直言ってまだ未知数と言うくらいジャッコーのサーフスタイルなど分からないのですが、間違いないのはパワーサーファーのようですね。

時代的にはエアリアルなどといったパントが求められる傾向にはあるものの、トップ5やトップ10は厳しいものの、安定した結果を残すのは今も昔もパワーサーファーのように思えます。

ツアーデビューの初っ端からパイプラインと言うのもハードモードですが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみにしたい所です。

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参照記事「INTERVIEW: JACKSON BAKER