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via surfline

2022年バックドアシュートアウトにおいて、唯一のパーフェクト12というスコアをマークしたローカルチャージャーのカラ・グレース。

あれほどまでに素晴らしいバレルメイクがあった中でも、パーフェクトスコアは唯一なので、それだけ圧巻だったのは間違いありません。

では、その波に乗った本人の心境とは!?

今回の記事は、カラ・グレースが語ったパーフェクト12にまつわるストーリーや実際のライディング動画をお届けします。


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カラ本人によるコメントは以下となります。

あの波に乗ったって事実に未だに衝撃を受けてる状態なんだ。

まだ完全に実感するには至ってないけど、凄いラッキーだったし、イベントに出場させてもらえて恵まれているよ。

エディおじさん、ダフイのみんな、ハワイアンウォーターパトロール、関係者みんなに感謝してる。

バックドアシュートアウトで優勝するには、10ポイントライドを3本、もしくはそれ以上のスコアを揃えなきゃならないんだ。

僕は6回のロングヒートをこなしたけど、1本たりとも目標を満たすだけのスコアをマークすることができなかった。

すでに希望を失い始めたその時、あの波が入って来たんだよね。

時にパイプラインに選ばれることがあるんだけど、あの波が切り立ってきた時、ラッキーなことに僕が波に乗る番だった。

ずっと忘れないだろうけど、辛うじてドロップをメイクすると、視界の端にビリー・ケンパーが両手を上げている姿が目に付いたんだ。

ビリーの姿を見られた事で僕はいつも以上のプッシュを受け、レールをセットしてからボトムターン。

ラインをセットすると、視界がほぼ効かないほど強烈なスピッツがバレルを抜けるまで吹き続けていたから、ライン取りが間違ってないと願うのみだった。

バレルを抜けた瞬間は、僕の人生でこれまでにないほど最高にハイな状態だったよ。

ビーチから聞こえる大歓声や12ポイントのコールは一生忘れないだろうな。

あの波は天国からやって来たから、デレクおじさんありがとう。あの波を忘れないよ。

さて、インパクト大なカラのパーフェクト12ですが、ウォーターアングルからの映像を見るとさらに強烈です。

バレルに包まれて姿が見えなくなる瞬間、間違いなくホワイトウォーターに乗り上げているためです。

基本的にホワイトウォーターに乗り上げると、バランスを崩してワイプアウトする確率が高まります。

なのですが、近年のロングバレルと言うとホワイトウォーターに乗り上げるのは珍しくないので、バレルライドのテクニカルな面が進化しているのでしょう。

エアリアルの新たなバリエーションやレイバックハックといったターンに加え、バレルも然りとエキサイティングな時代と言えますね。

定点カメラアングル

ウォーターアングル

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参照記事「Wave of The Day: Kala Grace, 12-Point Pipeline Barrel