日本人サーファーに馴染みのサーフトリップ先であり、世界的に見てもトップクラスのサーフカントリーであるインドネシア。
そんなインドネシアは現在サーフシーズンであり、波のコンディションはバラエティに富んでいるので、トリップでどんなサーフボードを持っていけば良いのか悩むところ。
そんな疑問を解消する!?動画をフリーサーファーのニック・ヴォン・ラップ「Nic von Rupp」(31歳)が公開。
今回の動画は、ニック・ヴォン・ラップが自身のYoutubeチャンネルで公開したインドネシア用サーフボードに関する映像をお届けします。
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ニックにとってお気に入りのメンタワイ諸島のカンドゥイを訪れる際は、山ほどサーフボードを持ち込むとのこと。
今回の場合は、なんと13本のサーフボードを持ち込んだとのこと(ヨーロッパでのシェイプが8本、バリ島でのシェイプが5本との内訳)。
ちなみに、ガブリエル・メディナがCTイベント1戦のために削ってもらうボードの本数が10本なので、それ以上ということになります。
ニックの場合はビッグバレルチャージとボードが折れやすい環境ということもあるので単純に比較できませんが(全部折っちゃう場合もあるとか…)。
ボードは最も長いものが6'6、最も短いものが5'4。
サーフボードの体積となるリッター値は、長いボードほど高くて30リッターから26リッターほどまでの範囲。
個人的にはリッター値が最も興味深く、ニックのボードスポンサーはパイゼルサーフボードで、パイゼル公式サイトにはボリュームガイドというページがあります。
WSL(ワールドサーフリーグ)によるニックの体型は、身長176センチ体重73キロで、プロであるニックの適正リッター値は約26リッター。
なのですが、実際に乗っているリッター値は適正以上が大半で、最も長い6'6については30リッターと4リッターもボリューム過多となっているのです。
近年ではパドルパワーを増す目的で、ノーズ寄りエリアのフォームを増やす傾向があるので、テールを含めた全体のボリュームアップではない事から、適正リッターにこだわり過ぎる必要がないのかもしれません。
やはり実際にプロが乗っているボードの数値を知ることは興味深く、個人Youtubeだからこそ提供してくれるマニアックな情報ではないでしょうか。