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Photo: WSL / Ryder

現地時間2022年7月15日(南アフリカ)、ライトのロングウォールで知られるJベイ(ジェフリーズベイ)を舞台にしたCT(チャンピオンシップツアー)第9戦「Corona Open J-Bay」が終了。

イベント最終日となった本日、メンズはイーサン・ユーイング、ウイメンズはタティアナ・ウェストン・ウェブの優勝でイベントは幕を閉じました。

今回の記事は、コロナオープンJベイのイベントレポート、本日の結果、ハイライト動画、最新CTランキングといったイベント情報に関するニュースをお届けします。


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イベントレポート

ウイメンズ

セミファイナルからスタートとなった本日のウイメンズ。

優勝のタティアナ・ウェストン・ウェブは、セミファイナルではディフェンディングチャンピオンのカリッサ・ムーアと対戦。

同ヒートはスコアだけを見ればカリッサが勝っているのですが、タティアナがプライオリティを上手く使ってカリッサのインターフェアを誘い出すことに。

シチュエーションとしては、プライオリティのないカリッサがタティアナよりもピーク寄りにいて波に乗り、プライオリティを持っていたタティアナがブロック。

カリッサがもしもタティアナの動きに気付き、タティアナを追い越さずにワイプアウトなりでキックアウト(波から下りる)していればインターフェアにはなりませんでした。

でしたが、動画を見返して見るとカリッサはタティアナの動きに気付いてなかったようで、ボトム側からタティアナを追い越してしまい、タティアナの作戦勝ちとなりました。

このインターフェアのペナルティとして、カリッサのセカンドベストスコアがノーカウントとなっています。

ファイナルでのタティアナの対戦相手は、セミファイナルで過去の優勝者であるステファニー・ギルモアを破ったタイラー・ライト。

ファイナルでのタティアナは調子のピークをここに合わせたかのよう、9.00と8.50のエクセレントレンジを2本揃えての勝利。

一つ一つのターンがあまりにもクリティカルセクションを狙いすぎ、常にターン後はエアドロップになるほどリスキーなリカバリーをメイクしていて強烈でした。

今季2勝目であり、ウイメンズのグーフィーフッターとしてJベイでは初優勝となったタティアナのコメントは以下の通り。

私がバックサイドサーフィンを好きなのはみんな知ってると思うけど、これほど上手く行ったのは久しぶりだわ。

今回のイベントはリズムに乗れていて終始楽しめていたから、それが良かったんだと思う。

波にも恵まれたし、ラインナップをシェアしてくれたローカルには感謝の気持ちでいっぱい。

次のチョープーも楽しみにしてるけど、まずはJベイで勝利の余韻に浸りたいわ。

本日の結果

メンズ

クオーターファイナルからスタートとなったメンズ。

優勝したイーサンは、クオーターファイナルでジョーディ・スミス、セミファイナルでセミファイナルでヤゴ・ドラを破り、ファイナルへと駒を進めることに。

ファイナルでは今季2勝と勢いに乗っているジャック・ロビンソンとの対戦で、ハイスコアバトルとなりました。

ジャックがファーストウェイブで8.83をマークすると、イーサンもすぐさま7.17で応酬。

それから間を置かずにイーサンは7.67でトータルスコアでジャックを突き放したかと思うと、今度はジャックが6.93をマークして逆転することに。

その後、ヒート中盤になるとイーサンが9.13を叩き出して再び逆転を果たします。

ヒート残り12分になると、逆転に必要なスコアが7.98のジャックが波に乗り、際どいスコアになりそうでしたがスコアはわずかに届かず。

結果的にその後はシチュエーションに変わりはなく、イーサンがCTイベント初優勝を果たしました。

イーサンのコメントは以下の通り。

今シーズンのジャックの活躍は凄まじいから、今年はジャックからすごいインスパイアされてるんだ。

まだ優勝経験はなかったけど、ファイナルまでの道のりで特にプレッシャーを感じる事はなく、ファイナルでジャックの出だしが良かったけど僕は僕なりに落ち着いて臨めた。

まだ全てを出し切ってない感じがするけど、このイベントでの優勝は夢の一つだったから最高な気分だね。

今年は僕にとって素晴らしいシーズンになってる。

ルーキーイヤーはコテンパにやられて、去年はウォームアップだったから、今年はようやく自分のサーフィンを見せることができて心地良いんだ。

次のチョープーはあまり経験がないけど、残りシーズンを楽しみにしてるよ。

今イベントの結果により、フィリペ・トレドに続いてジャック・ロビンソンもWSLファイナル進出が決まりました。

メンズ

ウイメンズ

まとめ

次なるCTイベントは、レギュラーシーズンの最終戦となるCT第10戦「Outerknown Tahiti Pro」。

2024年パリ五輪のオリンピック会場にもなっている南太平洋に浮かぶフレンチポリネシアのタヒチに位置するチョープーです。

同イベントのウェイティングピリオドは8月11~21日の設定となっています。

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公式サイト「Corona Open J-Bay

2022年コロナオープンJベイの過去記事