サーファーであればおそらく知らない方はいないであろうほど有名サーフエリアとなっているインドネシアのメンタワイ諸島。
4~10月の乾季のサーフシーズンともなれば、世界のトッププロサーファーたちも足繫く通うほど波が豊富なエリアです。
メンタワイ諸島でのボートトリップともなれば、主要なオペレーターによるツアーは1年前にはほぼ埋まっているほどですし。
そんなメンタワイ諸島において、トップレベルで波が良く人気のサーフスポットの一つがHT's。
今回の動画は、HT’sでの頭サイズ以下といったコンディションでのフリーサーフィン映像をお届けします。
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HT's(Hollow Tree)と呼ばれたり、「Lance's Right(ランスライト)」と呼ばれたりする今回のサーフスポット。
ランスライトは、1991年にランス・ナイトが初めてサーフしたということで名付けられたスポット名です。
つまり、ランスが1991年に発見するまでは公にはなっていなかったということで、メンタワイ諸島におけるサーフィンの歴史自体がそれほど深くはないのです。
ランスが初サーフした2週間後には、クイックシルバーの「Crossing」というプロジェクトでもお馴染みのマーティン・デイリー船長によるインディーズトレーダー号も同じサーフスポットに辿り着き、ランスライトと名付けたとのこと。
ホローツリー(日本語訳は樹洞)というスポット名は、かつてビーチに樹洞(中身が腐ったりして空洞のある木)があったそうですが、すでに波で流されて無くなったそうです。
さて、そんなランスライトでのフリーサーフィン動画ですが、一般的に目にすることが多いのはスウェルがヒットしてビッグバレルでのセッション。
なのですが、今回は大半の波が頭サイズ以下というアベレージコンディションの動画となります。
訪れるサーファーの数が減り、滞在費用も安くなって一般サーファーには狙い目と言える雨季(11~3月)のコンディションをイメージするのに打って付けの内容でしょう。
サイズが小さくてもバレルを巻くという点が、ワールドクラスのサーフスポットらしいと言えますね。