アイルランドのマラモアにて、パドルインでビッグバレルをメイクした話題がまだまだ記憶に新しいネイザン・フローレンス「Nathan Florence」(28歳)。
そのネイザンがマラモアで使用したサーフボードやフィンセッティングなどといった情報をFCS(Fin Control System)のYoutubeチャンネルで明かすことに。
今回の動画は、FCSが公開したネイザン・フローレンスのマラモアでのサーフアイテムの詳細に迫った映像をお届けします。
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ビッグウェイブサーファーが使用するサーフボードのサイズなどは、コンテストサーファーよりもフィーチャーされる事が少ないので興味深い今回の内容。
アイルランドのマラモアでビッグバレルをメイクしたネイザンは、アイルランドのみならずヨーロッパでのビッグバレルハントと題してヨーロッパ入りしています。
つまり、アイルランドだけではなく、様々なエリアに行くことを前提として乗り込んだ今回のサーフトリップで持ってきたサーフボードは2本のみ。
ボードの長さは、パドルインでのビッグバレル狙いと言うことで長めとなり、8'6"と7'0"でマラモアで使用したのは8'6"とのこと。
近年ではコンペティターであってもバレル勝負のイベント会場では、スラスター(3フィン《トライフィンとも呼ばれ、スラスターという言葉はハイパフォーマンス向け3フィンのイメージがします》)だけではなくクアッド(4フィン)を使用するサーファーが着実に増えています。
フィリペ・トレドみたいにアクション系でもクアッドを使うサーファーもいますが。
なにはともあれ、クアッドを使う理由として第一に上がる声は、センターフィンが無い事から水の抜けが良くスピードが速い点。
センターフィンが無いとコントロール性能は落ちるものの、バレルだけならばマニューバビリティを気にする必要がないことから可能となるトレードオフですね。
なのですが、今シーズンに乗るガンは全てスラスターセッティングに乗ると話すネイザン。
ビッグバレルでのクアッド人気は分かるけれども、波の乗り方は十人十色で、ホレる波だとクアッドに乗っているとスライドすると言うのが理由だそうです。
内容としてはかなりマニアックになるのですが、経験則からの意見はとても興味深く感じられます。