スラブ(チョープーのように底ボレするタイプの波)スポットとして、オーストラリアではかつて大注目を集めたTAS(タスマニア)州のビッグウェイブスポット「シップスターン・ブラフ」。

最近では、WA(ウエスタンオーストラリア)州のザ・ライト、NSW(ニューサウスウェールズ)州のアワーズの影に隠れるような存在となっているものの、今も変わらず、背筋が凍るような波がブレイクしています。

今回の動画は、そんなシップスターンで今年6月に撮影された映像をお届けします。


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シップスターンの注目度が下がった理由の一つは、アクセスが困難な点にあると思います。ローカルなどはハイキングをしながらシップスターンに向かいますが、沿岸からシップスターンのラインナップまではジェットスキーに乗って30キロと遠いです。

波質は、エグいホレ方をするスラブである上に、2段掘れから3段掘れなど当たり前という癖波。ダウンザラインしていると、ステップ(波のフェイスにできた段差)があるので、そのステップをエアドロップしなければならないのです。

ただ、この難易度の高さが、当時はサーファーを魅了しました。ケリー・スレーター、故アンディ・アイアンズ、オーストラリアのレジェンドビッグウェイブサーファーのロス・クラーク・ジョーンズなども訪れたほどですから。

果たして、この映像を見て、「行ってみて~!」と思うサーファーはいるのでしょうか。世界を見渡しても、一握りのクレイジーなチャージャーにしか、魅力的に映らないでしょうね・・・。

シップスターンに関する過去記事は、下記リンク先から参照して下さい。

ビラボンXXLにエントリーされたビッグウェイブチャージ@シップスターン

エントリーシーンから撮影された貴重なシップスターンでの自撮り映像:マイキー・ブレナン

今シーズン最大級スウェルのシップスターンでローカルセッション

シップスターンが世界で一番好きと言い切るクレイジーチャージャー:マイキー・ブレナン

ドローンを使って空から映し出すシップスターン・ブラフ@タスマニア