現地時間2022年12月18日(ハワイ)、オアフ島ノースショアのパイプラインを会場とした「Vans Pipe Masters」が終了。
メンズはバララム・スタック、ウイメンズはモリー・ピクラムが優勝と言う結果で幕を閉じました。
今回の記事は、新生バージョンとして開催となった2022年パイプマスターズに関するニュースをお届けします。
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スウェルのタイミングがあまり良くなかったこともあり、12月16~18日の3日連続で開催となり、16~17日はスウェルに恵まれたものの、最終日の18日はかなりサイズダウンが目立つことになった今イベント。
最大の見どころになるはずだったのはジャッジ基準に加えられたエアリアル。
イベント前には「パイプはワールドベストのエアウェイブ」などといった謳い文句で盛り上げていましたが、結果的には例年通りのパイプマスターズといった印象に落ち着いてしまいました。
エアリアルに関してはやはり最もハイライト動画などのコメント欄で突っ込まれていたし、それだけ楽しみにしていたファンが多かったと言えます。
個人的には採点が面白いなと思い、採点は3人のジャッジによる合計ポイントなので1本のライディングは30ポイント満点。
通常はトップとワーストを削除したり、平均値を取ったりすることが多いので、なかなか斬新なシステムと感じました。
エアリアルと言った飛び技はほぼなかったものの、ジェイミー・オブライエンはソフトトップ(スポンジボード)でパイプマスターズに出場しちゃいました。
本人のYoutubeによると史上初とのこと(笑)。
そんなパイプマスターズにおいて、各サーファーは3回のヒートをこなし、その中でトップ2スコアのトータルでランクが決まるリーダーボードは以下となりました。
*メンズ
*ウイメンズ
このリーダーボードからトップ4が選出され、トップ4によるファイナルが行われました。
そして結果は以下の通り。
個人的にこの進行で最も気になっていた点は、予選ラウンドでは出来るだけ平等になるように各サーファーが3回ヒートに出場。
それだけ平等を考えているのであれば、予選ラウンドの結果で優勝を決めるのもありかと思っていました。
と言うのも、ファイナルは一発勝負となるので平等と言うテーマからは離れるためです。
ですが、パイプマスターズへのコメント欄でファイナルを設けたのはコンテストという体裁を保つためとあり、実際の真偽は定かではありませんが、なるほどなと感じました。
最後に、今イベントはノープライオリティと言うことで、いわゆるジェントルマンルール適用なのですが、インターフェアがウイメンズで発生。
インターフェアを犯したのは、カリッサ・ムーア、シエラ・カー、ベラ・ナルで、経験豊富なカリッサについては相手が真横にいたにもかかわらずです。
意外ではあったものの、カリッサであってもパイプが舞台になるとパドルから全力で取り組むので余裕がなくなる場合もあるのかなと思いました。
*初日ハイライト動画
*2日目ハイライト動画
*最終日ハイライト動画
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公式サイト「Vans Pipe Masters」