2021年シーズンのCS(チャレンジャーシリーズ)ランクからCT(チャンピオンシップツアー)クオリファイを決めたオーストラリアのリアム・オブライエン「Liam O'Brien」(23歳)。
めでたく2022年シーズンにルーキーイヤーとしてデビューの予定でしたが、ツアー初戦のイベント開催直前に足を骨折し、ツアーデビューは幻となることに。
例年であればリアムのようなケースではインジュリーワイルドカードが与えられますが、ガブリエル・メディナというビッグネームもツアー離脱していたのでワイルドカードはガブリエルへと言う近年まれに見る不運に見舞われたリアム。
でしたが、なんと2022年もCSランクから這い上がり、2年連続でのCTクオリファイを決めることに。
今回の記事は、トラックス誌によるリアム・オブライエンへのインタビュー記事の一部をお届けします。
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LOBとのニックネームが付けられている事から、パイプローカルでサーフエンターテイナーのJOBこと、ジェイミー・オブライエンとリンクする方もいるでしょう。
オージーのリアムにハワイアンのジェイミーと違和感があるかもしれませんが、実はジェイミーの父親がオーストラリアのVIC(ヴィクトリア)州出身なのです。
リアムの話に戻すと、今シーズンのリアムについて最大の関心は、CTイベントに出場できなかった点とCSからのリクオリファイに集約されるでしょう。
*まずは足の骨折で一切CTイベントに出場できなかった上、インジュリーワイルドカードを与えられなかった点についてから。
怪我をしてすぐにCTイベントでサーフすることはないだろうなって受け入れることができたんだ。
ワイルドカード狙いって気持ちも本当になかったんだよね。
再びCSにフォーカスを切り替えて、リハビリ期間は腐らないようにトレーニングに専念しただけ。
CT入りの夢を叶えて、イベントに出場できなかったことは正直辛くて最悪だったけど。
でも、スポーツにおける怪我は自分でコントロールできるものじゃないから、ポジティブに捉えようと思ってた。
だから、最終的に今年のクオリファイを逃したとしても、ベストを尽くしてCS転戦の最高の1年になったと考えようとしたりね。
*リアムのクオリファイが決まったのはCS最終戦のハワイでの事で、その時の状況に関しては以下の通り。
ハワイでのCSイベントで僕がヒートで敗れた後は、CTクオリファイは他のサーファーの結果に委ねられたんだ。
僕の親友のモーガン(シビリック)、ジェイコブ(ウィルコックス)、ディラン(モファット)とかね。
もちろん僕はクオリファイしたいけど、仲間がクオリファイしてくれてもハッピーだから、思ったほどストレスはなかったかな。
僕のクオリファイが決まったのはモーガンの敗退だったから、何とも言えない不思議な心境だった。
最高にテンションが上がるわけでもなかったし、モーガンへの同情みたいな気持ちもあったから。
ビーチでモーガンのヒートを観戦してる時は勝ち上がって欲しかったし、同時に僕もクオリファイしたかったし。
さて、リアムのCTデビューは2022年シーズンの楽しみの一つだっただけに、1ヒートも出場しないでツアーから消えた事実には唖然とさせられました。
そんな苦難を乗り越えて心機一転のツアーデビューとなり、さらには2年連続でのCSからのクオリファイは自信に繋がっているはず。
どのような活躍を見せてくれるのか楽しみな来季CTサーファーの1人ではないでしょうか。
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