現地時間2023年2月15日（ハワイ）、ハワイのオアフ島サンセットビーチを会場としたCT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」が開催。
本日の開催は予想外ではあったものの、メンズのラウンド1の残りヒートとラウンド2を終了させる進行となりました。
今回の記事は、ハーレープロサンセットのイベントレポート、動画、今後の波予報といったイベント情報をお届けします。
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イベントレポート
事前の波予報と言い、イベントがオンになった本日のコンディションを見ても意外であった本日のコール。
通常のサンセットとはかけ離れたコンディションと厳しかったのですが、今後の予報が期待できなくなったので慌てて開催と言った感じでしょう。
さて、本日最大のニュースと言えたのが、ジークことイズキール・ラウによるヒート終了直前のインターフェア。
ラウンド2のヒート3にて、ジーク、レオナルド・フィオラヴァンティ、和井田理央のクイックライダーが対戦。
ヒート終盤のシチュエーションは、ジークが1位、レオが2位、和井田が3位で、プライオリティは順にジーク、和井田、レオ。
ラスト2分ほどで波が入った時にレオが動き、ジークも同じ波に向かったものの本格的に乗ろうとする様子を見せずにスルーすることに。
その後もプライオリティはジークのままだったのですが、なぜか上記のスルーから1分半後ほどにジークが波に乗ろうとしたとの判断が下ったようで、プライオリティは2番手だった和井田に移ることに。
そしてヒート終了直前に波が入り、和井田がラストチャンスで乗ると、プライオリティが移ったことに気付いてなかったジークがブロックしようと乗り、インターフェアを取られることに。
結果的に1位通過になるはずのジークは一本のライディングがノーカウントとなり、3位に転落して今イベント敗退となりました。
今回のインターフェアで最大の焦点となったのは、ジャッジの判断があまりに遅かった点。
90秒近くもかかったということで、その間にジークがブロック目的で波に乗っていたらなど、シチュエーションがおかしくなり得た恐れが残るので、ジャッジのミスでジークが敗退したとも言える後味の悪い結果と言えます。
和井田はプライオリティが移ったことに気付いていたので、責任の所在が100%ジャッジとも言い切れないのですが。
ちなみに、今シーズンからCTサーファーたちはアップルウォッチを付けてヒートに臨んでいて、プライオリティやスコアをアップルウォッチでチェック可能。
プライオリティ変更の通知がバイブレーションで行われなかったのか気になるところです。
個人的に印象的だったのは、ヒート終盤でプライオリティを持つジークが逆転に必要なスコアが低いレオではなく、和井田をマークしていた点。
レオのシングルハイエストが5.87、和井田のシングルハイエストが5.50だったので、注意すべき相手はレオだったにも関わらずです。
単純にレオとの付き合いから和井田マークになったのか、何か戦略的な理由があっての上だったのかこちらも気になります。
さて、ヒートスコアに目を向けると、本日のシングルハイエストスコア7.67とトータルハイエストスコア14.34をマークしたのはツアールーキーのイアン・ジェンティル。
ラウンド1では接戦の末に3位となった後に見せたラウンド2でのパフォーマンスでした。
興味深いアプローチを見せたのはヤゴ・ドラで、基本的にサンセットはオープンフェイスのライトハンダー。
なのですが、あまりにもコンディションが悪かったので、ヤゴはレフトへと走り出してエアリバースをメイクし、本日のハイスコアとなる6.83をマーク。
ヤゴによると、今日のコンディションはビーチブレイクそのものだったからアプローチを変えたとの事でした。
ラウンド2で3位となり今イベント敗退となったのはヒート順に、カイ・レニー、コナー・オレアリー、イズキール・ラウ、マキシム・フスノットの4名。
今日のヒート結果
今後のヒート表
ハイライト動画
波予報
今後の予報としては、イベント期間のベストコンディションになると見られるのは現地時間の明日16日（日本時間は17日）。
波のサイズはフェイスで6～10フィートで、一日をかけてサイズダウン傾向。
風は弱めの東寄り予報となっているので、クリーンコンディションでのイベント開催が予想されています。
明日がベスト予報と言う事で、おそらくオーバーラッピングヒートでメンズのラウンド3～4を開催すると見られます。
まとめ
日本とハワイの時差は19時間で、日本が19時間進んでいます。
ネクストコールとなる現地時間の2月16日午前7時30分は、日本時間では2月17日午前2時30分となります。
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公式サイト「Hurley Pro Sunset Beach」
