Photo: SHISEIDO Tahiti Pro

2023年8月11~20日にウェイティングピリオドが設定されている今季CT(チャンピオンシップツアー)レギュラーシーズンの最終戦となる「SHISEIDO Tahiti Pro」。

ワールドクラスのレフトスラブ(slab:底ボレするバレル)として知られるタヒチのチョープーを舞台にしたイベントです。

イベント期間まで1週間あるのですが、早くもイベントワイルドカードやインジュリーワイルドカードが発表となりました。

今回の記事は、今シーズンのタヒチプロのワイルドカードとインジュリーワイルドカードに関するニュースをお届けします。


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ミッドシーズンカット後のワールドツアーにおいては、出場サーファー数が少なくなるので、インジュリーワイルドカードはあまり出ません。

ですが、Jベイイベントでイタロ・フェレイラが負傷して今イベントを欠場する事で、久しぶりにインジュリーワイルドカードが選出されました。

Photo: WSL / LAURENT MASUREL

イタロのリプレイスメント出場となるのは、タヒチ出身サーファーの中で最もCS(チャレンジャーシリーズ)ランキングが最も高いカウリ・ヴァアスト。

ちなみに、カウリは昨年のタヒチプロにもワイルドカード出場して準優勝を果たしているので、ビッグネームキラーになりそうな目が離せない存在になるでしょう。

Photo: WSL / Poullenot

ウイメンズのワイルドカードは、こちらもカウリ同様に昨年のタヒチプロにも出場したローカルのヴァヒネ・フィエロ。

選出理由はタヒチ出身サーファーの中で最もCSランキングが高いため。

ヴァヒネは昨年は3位の結果を残したものの、もしも昨年のヴァヒネが敗退したセミファイナルがバレルコンディションで開催となっていれば優勝していてもおかしくなかったでしょう。

昨年のセミファイナルはチョープーでありながら、ターン勝負となって敗退したわけですから。

そのくらいヴァヒネのチョープーにおけるスキルは、ウイメンズサーファーの中で群を抜いているので(パイプのモアナ・ジョーンズのような感じ)、コンディションに恵まれる事を期待したいところ。

ちなみに、カウリとヴァヒネの2人は2023年ISAイベントでヨーロッパ枠の2024年パリ五輪出場権を獲得しているので、オリンピックの金メダル候補と言えます。

メンズのワイルドカードについてはトライアルイベントが開催され、優勝者がワイルドカード獲得とのことです。

スウェル予報を見るとグッドコンディションでトライアルが開催されそうなので、トライアルのハイライト動画も楽しみにしたいところです。

最後になりますが、チョープーでの過去ベストヒートと言われるケリー・スレーターとジョンジョン・フローレンスのライディングが以下の通り。

2人ともトータルスコアが19.77とヤバいスコアとなっています。

ちなみに、同点ということでシングルハイエストで勝ったケリーが勝利を収めました。

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