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世界最大サイズの波がブレイクするポルトガルのナザレ。

そのため、波にチャージするサーファーだけでなく、ワイプアウトしたサーファーを助けに向かうジェットスキーに跨ったレスキューも命懸けのミッション。

今年2月には、サーファーを救助したもののレスキューのジェットスキーごとセットのホワイトウォーター(スープ)に飲み込まれる事例が。

今回の動画は、ジェットスキーレスキューがホワイトウォーターに飲み込まれた一部始終映像、そして経緯に関するストーリーをお届けします。


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私が今回の動画を見て最初に思ったことは「なぜ、セットが目の前まで迫っているポジションのサーファーを救助にいったのか?」という点。

通常であれば、サーファーには我慢してもらってセットがブレイクした後に救助に向かうはず。でなければ、救助に向かったジェットスキーも波に巻かれて大惨事になる恐れがあるためです。

まずは動画からチェックして下さい。

動画を見終わった後で概要欄を読むと、当時の状況に触れたストーリーが記されていたので紹介します。

ワイプアウトして海面に浮上した直後、サルヴァドール(サーファー)は生きるか死ぬかの瀬戸際だった。

ワイプアウトした波はセットのラストウェイブではなかったし、サルヴァドールのポジションがインパクトゾーン真下だったうえ岩場の近くだったから、即座のレスキューが求められた。

ベテランレスキューのラモンは状況を瞬時に把握して、次のセットがブレイクするまで待ってられない喫緊の状況だったからこそ、自分の危険を顧みずに救助に向かったんだ。

結局、二人はホワイトウォーターに飲み込まれたものの、ビーチ近くまで逃げることができ、二人共に無傷で無事にビーチへと戻ることができた。

今シーズンのナザレにおけるベストレスキューと言えるオペレーションだったね。

昨シーズンはロス・クラーク・ジョーンズが岩場へと流され、精魂尽き果てた状態でサバイバルしたことがありました。

そういった事例もあるからこそ、自らの命を懸けてまで救助に向かったラモンのストーリーを知ると鳥肌が立ってしまいます。

18/19年シーズンのナザレ過去記事