
造波装置メーカーのリーディングカンパニーであるウェイブガーデン社。
同社の造波装置「The Cove(ザ・コーヴ)」を搭載したウェイブプールの商業施設として、2019年に世界初オープンとなったのがブリストル(イギリス)のザ・ウェイブ。
そのザ・ウェイブが突如として閉鎖することに。
今回の記事は、ザ・ウェイブの閉鎖とウェイブプールの過去の閉鎖などに関するニュースをお届けします。
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ザ・ウェイブが突如として閉鎖したのは6月26日のこと。
26日には以下のSNS投稿がされたものの、現場では突然の施設閉鎖と記された看板があるだけの状況で、再オープンの見通しすら記されていなかったそうです。
また、公式サイトにもアクセスできなくなり、数々の現地メディアの報道によると財政面のトラブルが原因と判明。
このまま復帰はないのかと思われていたのですが、28日になると公式サイトへのアクセスが可能となり、さらにはSNSが更新され以下の投稿がされました。
簡単に行ってしまえば、オーナーが変更となりこれから財政面の立て直しを行っていくとのこと。
ただし、出来るだけ早い再オープンを目指すものの、現時点において再オープンの目途は立っていないそうです。
さて、ウェイブプールと言えば日本でもかつてワイルドブルーヨコハマ(2001年閉鎖)や宮崎シーガイアのオーシャンドーム(2007年閉鎖)がありました。
でしたが、サーファーによるサーファーのための本格的な人工波をテーマにした現在のモダンウェイブプールが誕生したのは2010年代のこと。
最初に商業施設としてオープンしたのは、ウェールズ(イギリス)のサーフスノードニアで2015年にオープン。
それから熾烈なウェイブプール時代へと突入しました。
ただし、現時点においてサーフスノードニアと米国テキサス州にあったNランドはすでに閉鎖しています。
上記の例はあくまでも、ウェイブガーデン社の造波装置を使ったプールでしたが、「The Cove」の前モデルの造波装置を使っていたのでランニングコストの問題もあったと言えます。
ですが、今回は最新モデルのザ・コーヴ搭載プールでの事であり、ザ・コーヴ搭載プールはすでに世界中でいくつもあるので懸念が広がります。