
現地時間2025年7月18日(南アフリカ)、Jベイ(ジェフリーズベイ)をメイン会場とするCT(チャンピオンシップツアー)イベント第10戦「Corona Cero Open J-Bay」が終了。
イベント最終日となった本日は、ウイメンズがガブリエラ・ブライアン、メンズがコナー・オレアリーの優勝で幕を閉じました。
今回の記事は、2025年Jベイオープンのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、最新CTランキングと言ったイベント情報をお届けします。
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2025年Jベイオープンのレポート
ウイメンズ
優勝したガブリエラは、クオーターファイナルでタイラー・ライト、セミファイナルでキャロリン・マークス、ファイナルでモリー・ピクラムに勝利しての結果です。
興味深いのは、本日のトータルハイエストスコア15.84、シングルハイエストスコア8.67(クオーターとセミの2回)をマークしたのはモリー。
ファイナルでは序盤にモリーが7ポイント台、続いてガブリエルが6ポイント台をスコアしてから大きな動きがないまま進行することに。
モリーが5ポイント台のバックアップスコアを出したものの、今日のようなコンディションではいつ逆転されてもおかしくないので、形としてリードしているだけといったシチュエーション。
ガブリエラが逆転に必要なスコアは6.68で、波さえ入れば簡単にスコアできるスコアなのでモリーとしては気が気ではない状況だったでしょう。
ヒート残り時間5分を切ったところで、ついにガブリエラが波を掴むことに。
そしてガブリエラはしっかりと自分の仕事をこなし、コールされたスコアは6.97と逆転を果たし、今季3度目のCTイベント優勝を決めました。
優勝したガブリエラのコメントは以下の通り。
まだ実感が湧かないわ。
早めに会場入りして、たっぷりとトレーニングに時間を費やしてきたから報われたって思ってる。
ストークしているわ。
私にとってJベイでの優勝は夢だった。
アイコニックな波だし、世界の中でも最も好きなタイプの波の一つだから。
それにしてもイエロージャージは本当にプレッシャーだったから、確実にプレッシャーから解放されて臨めたの。
個人的に追う方が好きって性格だし。
次にイエロージャージを着たいのは、来年のツアー初戦の時だけ(ワールドタイトル獲得を意味しています)。
ワールドタイトル挑戦に向けて、世界一お気に入りの場所のフィジーへと戻ることになるなんて信じられない気持ち。
今朝は起床した時から、何があろうと素晴らしい日になるって思ってた。
色々な事が頭を巡るけど、とにかくシンプルに考えようって決めてたの。
ハードな一日になるから、とにかく2本だけグッドウェイブに乗ることにフォーカスして。
ヒート結果
メンズ
優勝したコナーは、クオーターファイナルでイーサン・ユーイング、セミファイナルでフィリペ・トレド、ファイナルでヤゴ・ドラに勝利しての結果です。
セミファイナルでは、パーフェクト10をスコアするという大いなるインパクトを残しての堂々のファイナル進出でした。
ファイナルでは、ヤゴがヒートスタートからすぐとなるファーストライドで7.00をマークして口火を切ることに。
それから10分ほどして、コナーが一歩間違えればワイプアウトとなるほど全力パワーサーフィンで8.17をマークして逆転。
その後10分ほどはコナーがリードを続けていたものの、今度はヤゴが再びリードを奪う僅差でのシーソーゲームとなることに。
でしたが残り10分を前に、コナーが再びのパワフルなパフォーマンスで大きく逆転することに成功。
ヒート後半のヤゴは、逆転に必要なスコアが8ポイント台後半に追い詰められ、終盤には7.23をマークしたものの逆転には足りずにコナーが優勝を決めました。
コナーはCT歴7年目にして、初のCTイベント優勝を果たしました。
優勝したコナーのコメントは以下の通り。
言葉にならないけど、今日の自分のパフォーマンスには満足してる。
ドッグ(コーチ)からは今年こそって言われ続けたけど、なかなか信じ切れなかったんだ。
才能溢れるスターサーファーみんなが優勝を狙ってるんだから、今回の結果にストークしてる。
本当に多くのみんなに応援してもらい、そのみんなのためにパフォーマンスを披露出来て最高の気分。
みんなが見た事のないベストなバックサイドサーフィンを披露しようと思ってサーフし、ファイナルでは同じグーフィーフッター対戦になった。
世界中のグーフィーフッターへパーフェクトなライトポイントで世界トップサーファーとも戦えるって刺激を与えることができたと願ってるよ。
ヒート結果
Jベイオープンのイベントハイライト動画
最新CTランキング
ウイメンズ
メンズ
まとめ
次なるCTイベントはレギュラーシーズン最終イベントとなるCT第11戦「Lexus Tahiti Pro」。
タヒチのチョープーを舞台にしたイベントで、ホールディングピリオドは2025年8月7~16日の設定となっています。
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公式サイト「WSL」