
海水浴シーズンとなる夏前になるとニュースでよく目にする離岸流(リップカレント)に関する注意喚起。
サーファーであれば離岸流について、一般的な海水浴客よりも耳にする機会が多く知識は豊富なはずですが、突発的に離岸流が発生したら回避することが可能なのか?
個人的には大半のサーファーが離岸流を抜け出すのは困難であると感じますし、実際にサーフ歴15年のサーファーが沖へと流される事態に。
今回の記事は、イギリスで離岸流に流されたサーファーの救助劇の一部始終の映像と事故のニュースをお届けします。
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イギリスで発生した離岸流事故のあらましについて
事故が発生したのはイギリスのウェールズ南部のポースコールでのこと。
当時サーフィンのために海に入っていた経験豊富なベン・フレイザー(30歳)が強烈な離岸流に捕まり、岸から1キロ弱ほど沖合へと流されたそうです。
ただし、ベンは非常にラッキーでビーチで犬の散歩をしていた女性が、沖へと流されていくベンを発見して通報してくれたと言います。
そのおかげで、イギリスとアイルランドの沿岸および海域で救命活動を行うボランティア組織のRNLI(王立救命艇協会)により、ベンは無事に救助されることに。
その緊迫した救助の様子を収めた動画が以下となります。
離岸流の恐怖に付いて
サーファーであれば、離岸流に限らずカレントの凄まじさを目の当たりにした経験のある方は多い事でしょう。
最も発生しやすいカレントは人工物に沿ったもので、例えば堤防脇からカレントを利用してパドルアウトするなどよくありますので。
ただ、慣れているサーフスポットであれば把握しているでしょうが、初めて入るサーフスポットなどでは、やはりローカルに尋ねるのがベスト。
特にリーフブレイクやポイントブレイクなどでは一定のカレントが発生していることが多く、上記のブレイクに関しては海外が多いです。
そのため、「Excuse me, could you please tell me from where I can paddle out?」などと情報収集しておくことは重要。
今回のような突発的な離岸流は回避が難しいにせよ、規則的なカレントなどであれば事前に知っていれば回避することは可能ですので。
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参照記事「Video shows surfer being rescued by RNLI after powerful rip current dragged him out to sea」