
かつてコンテストシーンにエアリアルなどのパントを取り入れた若手世代として、「ニュースクーラー」と呼ばれていたケリー・スレーターなどを筆頭にしたモーメンタム世代。
そんなメンズのような動きとして、現在のウイメンズCT(チャンピオンシップツアー)シーンのニュースクーラーの筆頭と言えるのがケイトリン・シマーズ「Caitlin Simmers」(20歳)。
今回の動画は、元CTサーファーで現サーフコーチのガーこと、ブラッド・ガーラックがケイトリン・シマーズを分析した解説映像をお届けします。
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実際にケイティの動画をスローモーション再生し、「スピードを殺さない技術」を解説しています。
主な解説のポイントは以下の4つです。
視線の送り方(波の判断とバンプの回避)
多くのサーファーはテイクオフの際にシンプルに「進行方向」を見がちですが、一味違うのがケイティ。
最初は波全体を見て判断し、一度波の性質を掴んだら、次はその手前(目の前の斜ライン)へと視線を落とします。
風が強くてフェイスがガタついているハワイの波において、目の前の細かな凹凸をしっかり見ることで、それらを滑らかに乗り越えてスピードに変えています。
「Wave Ki」に通じる完璧なテイクオフ
ガー自身が「Wave Ki」と言うスクールで教えている理想的なテイクオフの形を、ケイティが完璧に体現していると絶賛しています。
頭の位置: 立ち上がる際、頭をあえて下に向けることで首から背骨の緊張が抜け、背中を丸めやすくなります。
3点コンタクト: 後ろ足が最初につき、前足が乗る瞬間も、まだ両手がボードに触れている「3点コンタクト」の状態を長くキープしています。
手がすぐにボードから離れてしまうと、重心が後ろに残りやすくボードが失速してしまいますが、彼女は手が触れたままだからこそ、フラットなセクションでも失速せずにスピードを維持できています。
無駄のない腕のアクション
立ち上がった後の手の動きにも無駄が一切ありません。
よくある変なトレーニングのように「両手を前に突き出す」ような無自然な動きはせず、腕は体の脇に自然に配置されています。
ターンに入る前、先行するリードアームを少し後ろに引いてタメを作り、そこから一気にスピードへと繋げています。
カットバックと次の動作への連動
波がフラットでガタついているセクションでのカットバックの解説です。
レールを引っ掛けやすい難しい波のコンディションですが、彼女は体のアライメントと後傾にならない優れた技術(後ろ足の内傾など)によって、勢いを維持したまま奇麗なカットバックを成功させています。
ターンが終わった後も、ターンへ入れる理想的なレバレッジポジション(力を生み出せる姿勢)に勝手に戻っています。
まとめ
これまでにも若手時代にエアリアルを武器とし、CT入りしてきたウイメンズサーファーはいます。
なのですが、ジャッジ基準が大きな理由だと思いますが、誰もがパワーサーフィンへと移行していきました。
リスクの低いターンでスコアが付くのならば、わざわざリスクを取る必要がないと言う考え方であり、とてもスマートな考えだと思います。
なのですが、明らかに毛色が異なるのがケイティという事で、ニュースクーラーのアプローチをチェックしてみて下さい。





