フィリペ・トレド Photo:WSL
フィリペ・トレド Photo:WSL

現地時間2016年7月9日(南アフリカ)、Jベイ(ジェフリーズベイ)を会場としたWCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン(J-Bay Open)」が開催。

本日のJベイは、今回の期間中で最大サイズのスウェルが入る予報となっていましたが、3フィートのスモールコンディション。

しかし、午後から吹くと言われていたオンショアの影響も少なく、ラウンド3ヒート5~ラウンド5まで一気に進行しました。

2016年Jベイ・オープンのウォームアップセッション&出場サーファー情報

2016年Jベイ・オープンの波予報&ジョンジョン・フローレンスのウォームアップセッション

2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:初日ハイライト

2016年WCTメンズ第六戦「Jベイ・オープン」:二日目ハイライト


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マット・ウィルキンソン Photo: WSL
マット・ウィルキンソン Photo: WSL

ラウンド3ヒート5からスタートした本日、ヒート6で登場した現WCTランクトップのマット”ウィルコ”ウィルキンソンが、まさかの早期敗退に終わりました。

ウィルコによると、逆転のチャンスとなる波でターンの最中に「ここで決めなきゃ」とプレッシャーを感じてしまい、ワイプアウトしたとのこと。

早期敗退とは言え、圧倒的なポイント差でトップを独走中のウィルコ。ランキングトップの地位は、まだまだ安泰といっても過言ではないでしょう。

五十嵐カノア Photo: WSL
五十嵐カノア Photo: WSL

本日の五十嵐カノアは、ラウンド3でミック・ファニングと対戦。WCT入りしてからのカノアは、ターンをメインとしたライディングが目立っていました。その理由は、エアリアルよりもターンの方がワイプアウトする確率が圧倒的に低い上、ターンでもハイスコアが出るためでしょう。

しかし、相手はターンを武器に3×ワールドチャンピオンとなったミック。ターン勝負で勝つには厳しい相手です。カノアがミックに勝つには、ミックが苦手なエアーといったモダンマニューバを入れる必要があり、カノアもその事は承知のはず。

カノアは果敢に攻めるものの、ブローテールでワイプアウト。その後、ストレートエアーをメイクしたものの、続くターンでワイプアウトしたりと、今後の課題が多く残る敗退となりました。

五十嵐カノアのR3H10ダイジェスト動画
https://youtu.be/QRziJV91G7c

ラウンド3の後は大きな番狂わせも少なく、ラウンド5まで終えて出揃ったクオーターファイナリストの顔ぶれが、新旧スターサーファー揃いという珍しい組み合わせとなりました。

2016 J-Bay QF

フィジーイベントで3位となり、ようやく調子を取り戻してきたケリー・スレーターもクオーター入り。「グレートなケリーを取り戻そうと思ってるんだ」と、ケリー本人がコメントしています。

クオーター進出を果たしたサーファーのハイスコアライディング映像は以下の通り。

ジョーディ・スミスの9.87@ラウンド5
https://youtu.be/MeAtyt5iqOY

ケリー・スレーターの9.07@ラウンド4
https://youtu.be/0IyzOX7BMHI

ケリー・スレーターの9.00@ラウンド4
https://youtu.be/Jq82LUVpUO0

ミック・ファニングの9.00@ラウンド4
https://youtu.be/qVo6Uy_6t_M

フィリペ・トレドの9.00@ラウンド3
https://youtu.be/ukdqbWOhbq8

今後の波予報ですが、スウェルが入る日はオンショア予報とぱっとしません。本日は午後になってもあまりオンショアの影響が見られなかったので、10日(日曜)の朝一のコンディションが悪くなければ、最終日にすると思います。

現地時間10日午前7時半開催となれば、日本時間では10日午後2時半となります。イベント最終日となるのかチェックして見てはいかがでしょうか。

イベント詳細については、下記リンクの公式サイトからチェックして下さい。

公式サイト「J-Bay Open

本日の結果

・ラウンド5
Heat 1: Jordy Smith (ZAF) 17.73 def. Alejo Muniz (BRA) 10.00
Heat 2: Josh Kerr (AUS) 15.30 def. Michel Bourez (PYF) 14.93
Heat 3: Gabriel Medina (BRA) 15.03 def. Adriano de Souza (BRA) 12.40
Heat 4: Filipe Toledo (BRA) 12.50 def. Wiggolly Dantas (BRA) 10.27

・ラウンド4
Heat 1:John John Florence (HAW) 17.43, Jordy Smith (ZAF) 15.43, Josh Kerr (AUS) 11.77
Heat 2: Kelly Slater (USA) 18.07, Michel Bourez (PYF), 17.67 Alejo Meniz (BRA) 10.50
Heat 3: Julian Wilson (AUS) 15.43, Gabriel Medina (BRA) 13.83, Filipe Toledo (BRA) 13.77
Heat 4: Mick Fanning (AUS) 17.00, Wiggolly Dantas (BRA) 16.93, Adriano de Souza (BRA) 15.27

・ラウンド3
Heat 5: Michel Bourez (PYF) 14.67 def. Sebastian Zietz (HAW) 11.26
Heat 6: Alejo Muniz (BRA) 12.20 def. Matt Wilkinson (AUS) 10.27
Heat 7: Gabriel Medina (BRA) 16.00 def. Adam Melling (AUS) 15.17
Heat 8: Julian Wilson (AUS) 15.80 def. Joel Parkinson (AUS) 13.67
Heat 9: Filipe Toledo (BRA) 16.67 def. Miguel Pupo (BRA) 6.04
Heat 10: Mick Fanning (AUS) 18.37 def. Kanoa Igarashi (USA) 14.60
Heat 11: Wiggolly Dantas (BRA) 13.93 def. Caio Ibelli (BRA) 10.66
Heat 12: Adriano De Souza (BRA) 14.73 def. Davey Cathels (AUS) 12.30

今後のヒート表

・クオーターファイナル
QF 1: John John Florence (HAW) vs. Jordy Smith (ZAF)
QF 2: Kelly Slater (USA) vs. Josh Kerr (AUS)
QF 3: Julian Wilson (AUS) vs. Gabriel Medina (BRA)
QF 4: Mick Fanning (AUS) vs. Filipe Toledo (BRA)

ハイライト動画

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