先日、ワールドツアーにおけるタイトルレースのシナリオをお届けしました。そこで、今回はワールドツアーの2次リーグとも言えるWQS(World Qualification Series)のメンズの現ランキングをお知らせします。まずは、基本的なルールから説明します。ワールドツアーのタイトルレースのシナリオについては、下記リンク先から参照して見て下さい。

2014年度ASPメンズワールドツアー:タイトルレースのシナリオ2

2014年度ASPウイメンズワールドツアー:タイトルレースのシナリオ

WQSとは、ワールドツアー入りするには必須となるシリーズイベント。各イベントはグレードが決められ、最も賞金とポイントが高いのはプライムイベント、それから、6スターイベントから1スターイベントと順にグレードが下がっていきます。シーズン終わりのランキングのトップ10までが、翌年からワールドツアーに参加できる事になります。ただし、ワールドツアーとも繋がりがあります。すでにワールドツアー入りしているサーファーは、シーズンの最終ランクでトップ22(34名中)までが、翌シーズンのワールドツアーへの残留資格を得ます。

そのため、ワールドツアーで残留資格を得たサーファーが、WQSのトップ10にもランクインしている場合、WQSランクは繰上げとなります。例を挙げると、ワールドツアー残留資格を得たサーファーでWQSトップ10入りも果たしたサーファーが1名入れば、WQSランク11位のサーファーが空いた枠に繰り上げられ、ワールドツアー入りできる事になるのです。

2014 WQS rank 2014.10

 
現在トップ10の顔ぶれを見ると、ワールドツアーサーファーが4名います。ワールドツアーの現ランク順に名前を上げると、8位のアドリアーノ・デ・スーザ、16位のフィリペ・トレド、20位のジャドソン・アンドレ、25位のアダム・メリング。おそらく、アドリアーノとフィリペはワールドツアーのランクでツアー残留を決めそうですが、ジャドソンとアダムに関してはボーダーライン上ですね。ちなみに、アドリアーノとフィリペの2枠が空いた場合、繰上げとなるWQSランク11位と12位に現在控えるのは、共にブラジリアン。

ただ、WQSで最もグレードの高いプライムイベントは残り3戦あります。プライムイベントで優勝すれば、獲得ポイントは6,500と高いので、一気にランキングを上昇させるサーファーはいるはず。つまり、どう転がるかは分からないけど、現状はこうなっているよ程度に捉えてみてください。

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