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閉鎖された事故翌日のビーチ Photo: Laylan Connelly, Orange County Register/SCNG

カリフォルニアとレユニオン島で4月29日(土曜)、偶然にして同日にシャークアタックが発生しました。

カリフォルニアの被害者女性は病院搬送後の容体は不明、レユニオン島の被害者男性は死亡と報道されています。

今回の記事は、カリフォルニアとレユニオン島で同日に発生したシャークアタックに関するニュースをお届けします。


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トレッスルズ(カリフォルニア)のシャークアタック

カリフォルニアで発生したシャークアタックの場所はトレッスルズ。トレッスルズと言えばワールドツアーイベントの会場ともなっているのですが、会場のローワーズではありません。

トレッスルズとは複数あるサーフスポットの総称であり、トレッスルズに含まれるサーフスポットは北から、アッパーズ(アッパー・トレッスルズ)、ローワーズ(ローワー・トレッスルズ)、ミドルズ(ミドル・トレッスルズ)、チャーチ。

今回のシャークアタックが発生したサーフスポットはチャーチです。被害者となったのは36歳の女性サーファーで、夕方6時半頃の事故だったそうです。

被害者女性は右脚の太もも裏辺りを噛みつかれたものの、近くにいた2人のサーファーがすぐに女性をビーチまで連れ戻し、リーシュコードを止血帯代わりに使った応急処置を施された後に、ラホヤの病院まで空輸されたとのこと。

目撃者によると生きているのが不思議なほど酷い怪我だったそうですが、意識ははっきりしていて、応急処置時にはしっかりと会話の受け答えをしていたと言います。

今回の現場周辺ではこれまでにもサメの目撃情報があり、先週前半には、チャーチから車で近距離に位置するダナポイントでもホホジロザメの目撃情報が寄せられていたそうです。

*シャークアタック後の現場の様子

レユニオン島のシャークアタック

Photo: Getty Images

同日となる4月29日の午前11時、レユニオン島でもシャークアタックが発生し、28歳のボディボーダーであったエイドリアン・デュボスクが命を落としました。

シャークアタックが発生した場所はサン・ルー。サメに脚を襲われたエイドリアンは、事故からおよそ30分後に他界したとのこと。

つい数か月前にシャークアタックで命を落としたボディボーダーは、今回の被害者であるエイドリアンの親友だったと言います。

2011年以降にレユニオン島で発生したシャークアタックの中で、死に至ったケースは今回で9件目。レユニオン島のような小さな島にしてこれほどの発生件数は、やはり異常と言えるのかもしれません。

ちなみに、レユニオン島で多発しているシャークアタックですが、サメの種類はオオメジロザメ(英語:Bull Shark)と言われています。

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参照記事:「Woman Attacked By Shark At Churches