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via Kai Lenny's facebook

先日モンスタースウェルがヒットしたポルトガルのナザレ。

世界中のビッグウェイブサーファーがナザレに集結し、トウイン(ジェットスキーに牽引してもらい波に乗るスタイル)でチャージしていましたね。

そのセッションにハワイから駆け付けたのがカイ・レニー「Kai Lenny」(28歳)。

今回の動画は、カイ・レニーが公開したナザレでのホールドダウン(波に巻かれた状態)映像をお届けします。


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世界最大サイズの波がブレイクするポルトガルのナザレだけあり、もしもワイプアウトすればその代償は計り知れません。

ですが、驚きであったのは海中で波に巻かれている時間。

以前にカイがマウイ島ジョーズで1分くらい波に巻かれ続けている動画があったのですが、今回の動画のナザレでは長くても15秒程度です。

これほど短時間である理由は、ビッグウェイブサーファーにとって必需品となっているインフレータブル(膨張式)ベストのおかげですね。

インフレータブルベストには二酸化炭素カートリッジがセットされていて、長時間巻かれそうな時にカートリッジのコードを引くと、ベストが浮き輪のように膨れ上がり、一気に海面へと浮上できる仕組みです。

このベストのオリジナルを開発したのはシェーン・ドリアンとビラボン。

インフレータブルベストが誕生してから、波に巻かれている際に溺れる事が直接の原因で亡くなったサーファーはいなくなったと言われています。

もちろん、インフレータブルベストがあれば完全に安全というわけではありません。

波のリップを食らったり強烈なパワーで巻かれることでの骨折や脱臼、激しい脳震盪などといったリスクは十分にあるので。

なのですが、インフレータブルベストが大いなるゲームチェンジャーとなったのは間違いなく、カイも4本ものセットに巻かれても動画では余裕が見られます。

カイ・レニーの過去記事