現地時間10月2日(ポルトガル)、2014年度ASPウイメンズワールドツアー第九戦カスカイス・ウイメンズ・プロのラウンド1が開催されました。公式サイトによる波のサイズは、フェイスで4~5フィート。メイン会場のサイズが小さいため、バックアップ会場に移っての開催でした。
ツアーイベントも残すところ、今イベントを含めて2戦のみ。タイトルレースは混戦の4名に絞られ、ラウンド1では、ランク順にサリー・フィッツギボンズ、タイラー・ライト、ステファニー・ギルモア、カリッサ・ムーアの内、ステファニー以外は勝ち上がってラウンド3入りを決め、敗者となったステファニーはラウンド2行きとなりました。
実は今回のイベント結果次第で、ワールドタイトルを確定できるサーファーが一人だけいます。それはステファニー。現在ランキング3位なので不思議に思う方もいるかと思いますので、ASPのルールを少し説明します。
メンズ&ウイメンズともに、ワールドタイトルは全てのイベント結果のポイントで計算するのではなく、ワースト2の結果はカットします。すると、現段階で最もポイントが高いのは、コンスタントに好成績を残してきたステファニー。
今イベントでステファニーが優勝し、サリーとカリッサが3位以下、タイラーが5位以下となれば、即座にステファニーが6度目のワールドチャンピオン確定となるのです。
そんな状況でありながら、ステファニーはラウンド1で敗退となり、プレッシャーの掛かる状況に置かれました。ただ、ラウンド2の対戦相手はワイルドカードなので、いつも通りのサーフィンをすれば確実に勝ち上がれるとは思いますが、気になりますね。
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