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Photo by Aaron Hughes/World Surf League

現地時間2024年4月19日(オーストラリア)、西オーストラリア州マーガレットリバーが会場のCT(チャンピオンシップツアー)イベント第5戦「Western Australia Margaret River Pro」が開催。

イベント6日目となった本日は、メンズのラウンド4の前半4ヒートのみが開催されました。

今回の記事は、2024年マーギーズプロのイベントレポート、ヒート結果、ハイライト動画、今後の波予報と言ったイベント情報をお届けします。


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イベントレポート

イベント3日目のレポートでおそらく刻みながら進行するだろうとお伝えしましたが、まさかここまで刻むとは思ってもいませんでした。

本日開催されたのは4ヒートのみですが、見所満載と言える内容となりました。

まずは、楽しみにしていたファンが多かったはずのジョンジョン・フローレンスとガブリエル・メディナのワールドチャンプ対決。

同ヒートは序盤から僅差ながらもガブリエルがリードする展開が続き、ドラマが待っていたのはヒート残り時間2分を切ったタイミング。

この時にプライオリティを持っていたのはガブリエルで、セットが入ったのでまずはガブリエルが乗るもののショルダーが厚くなって消える外れのブレイクとなることに。

続いてセットの2本目に乗ったのはジョンジョンで、この波は最後までブレイクする波で、しっかりと乗り切ったジョンジョンは小さくガッツポーズ。

そしてヒート時間を終えてからコールされたスコアで、ジョンジョンは土壇場での逆転に成功してラウンドアップを果たしました。

まさに波運に左右された結果と言えるでしょう。

ジョンジョンがプライオリティを持っていれば、確実にガブリエルが行った波に乗り逆転に必要なスコアを出せてなかったでしょうから。

続くヒート2ではミゲルとサミュエルのプポ兄弟対決となり、残酷なことにこのヒートでは敗者がミッドシーズンカットに引っ掛かりツアー落ちと言うシチュエーション。

結果としては弟のサミーが兄を破ることになったのですが、勝ったサミーは海の中でも勝利者インタビューでも涙を流すことに。

CT歴10年以上とベテランのミゲルなので、おそらくこれでコンテストシーンからの引退も十分にありえるので、色々な事情を考えるとサミーの気持ちも理解できますね。

特に今季のミゲルは、シーズンワイルドカードによってCTスポットを獲得していたわけですし。

ヒート3はイエロージャージのグリフィン・コラピントが順当に勝ち上がり、サプライズとなったのは本日のラストヒートになったヒート4。

ヒート4はリアム・オブライエンとワイルドカード出場のジョージ・ピターの対戦。

ジョージはベルズビーチに続く連戦でのワイルドカード出場で、またもや番狂わせを起こすことに。

しかも、ただの番狂わせと言うよりも、本日のシングルハイエストスコア9.00とトータルハイエストスコア15.90を叩き出す完全勝利でした。

ちなみに、ジョージは昨年2023年シーズンはCS(チャレンジャーシリーズ)ランク19位と言う結果を残しています。

今月終わりからスナッパーロックスで開催となる今季CSにて、どのような活躍を見せるのか注目のサーファーですね。

本日の結果

ハイライト動画

波予報

ホールディングピリオド最終日の21日がイベント最終日になるのはほぼ決定事項となっているので、メンズのラウンド4の残り4ヒートは明日のコンディションが良い時間帯に開催される事でしょう。

ちなみに、21日に入るスウェルは20日の午後から入ってくる予報なので、明日20日のファーストコールは多少のサイズアップを見込んで午後2時45分という遅い時間となっています。

まとめ

オーストラリアの西オーストラリア州と日本の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。

次なるファーストコールの4月20日午後2時45分は、日本時間の同日午後3時45分となります。

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公式サイト「Western Australia Margaret River Pro

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