サーファーにとって、陸上トレーニングで最も取り入れている人が多いスケートボード。海での実践とは違い、何度も反復練習できるのが大きな利点ですね。
レベルは違いますが、ジョンジョン・フローレンスやジュリアン・ウィルソンなどもスケートが上手いです。また、エアーなどでスケートライクな動きを入れているサーファーも多く、モダンサーフィンにおいては、ある意味で必須のトレーニングかと思います。
今回の動画は、レールサーフィンの顔であるテイラー・ノックスが、スケートする映像となります。テイラーがスケートするという事は、注目はターンでの体重移動ですね。
使用しているのは、サーフィン練習用スケートボードと銘打たれたカーバー(Carver)。サーファーならば、乗ったことのある人も多いはず。私も持っていますし。
個人的な意見として、今回の動画で注目すべきは、ターンでスピードが伸びる直前の体の入れ方ではないでしょうか。ただし、真似すべきはハンドアクションといった手の動きだけではありません。
スケートでのフォームを覚える上で重要なのは、しっかりと体重移動する体勢作り。ハンドアクションだけ真似ても重心は移動しません。重心を移動させるには、肩といった体幹に近い位置を動かす必要があると思います。
スケートに乗らなくても、立った状態でテイラーの体勢を真似して、しっかり体重が移動するのが分かれば、それがレールを入れる上での正しい体勢になると思います(間違った体重移動になっていないという前提付きですが)。
その体勢を体に覚え込ませれば、サーフィンでも使えますね。特に波に乗っている時、重心移動を意識的に行うのは難しいので(私を含む一般サーファーの場合)、重心移動するポーズをスケートで体に叩きこむ事が上達の近道になると思います。
ただし、スケートの場合、ある程度スピードを付けないと、レールを入れても転倒するだけなので気を付けましょう(笑)。
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