フロリダ出身のゴーキンこと、アーロン・コーミカン「Aaron Cormican」(35歳)。クリス・ワードなどと共に、ヤンチャなロストのライダーとして知られていた存在ですね。
現在30代後半という年齢ということで、若手の頃は徐々にエアリアルが浸透し始めていた世代。まだまだ当時は、エアリアルが得意となると、アンダーグランドなサーファーという認識が強かったですね。
しかし、ワードもゴーキンも同じく、メインストリームであるコンテストでも強かった珍しいタイプのサーファー。ゴーキンに関しては、2009年にはプロイベントに11回参戦し、9イベントで優勝、残りの2イベントはファイナリスト入りという凄まじい結果を残しています。
そんな華やかなサーフキャリアを誇るゴーキンですが、最近はあまり名前を耳にする機会が減りました。唯一目にしたメディア露出は、コスタリカでサーフキャンプを開き、サーフィン界に還元する活動を行うといったもの。
少し不思議に思って調べてみると、ロストとの契約は2013年1月をもって解消したとのこと。どうやら、その背景として、ゴーキンは離婚したことで、家や車といった全てを失うことで人生に嫌気が差し、リフレッシュのため、2年ほどコスタリカでサーフィン生活を送っていたそうです。
そして現在は、地元フロリダに戻り、シェイパーとしてサーフボードブランド「ゴーキン・サーフボード(Gorkin Surfboards)」を立ち上げたと言います。遅咲きのライダーからシェイパーへの転身ですが、実は、ゴーキンの父親もシェイパーなので、時間は掛かったものの、自然な成り行きだったのかもしれませんね。
今回の動画は、そんなゴーキンによるコスタリカでのフリーサーフ映像となります。「ゴーキン・フリップ(バックサイドでダブルグラブのインバート360)」と呼ばれるシグネチャームーブまであるゴーキンなので、エアリアルの安定度は今なお健在なのが分かる映像となっています。
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