今年2015年シーズンのウイメンズWCTランキング3位となったオーストラリア出身のサリー・フィッツギボンズ「Sally Fitzgibbons」(25歳)。ストイックなトレーニングに励む一方、笑顔を絶やさぬ明るい人柄から、ロールモデルとして人気が高いですね。
今回の記事は、公私共に激動の一年となったサリー・フィッツギボンズの今シーズンの出来事を追った記事をお届けします。
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フィジー・ウイメンズ・プロでの劇的優勝
今シーズンのサリーについて、最も印象的なのがフィジー・ウイメンズ・プロでの優勝ではないでしょうか。ラウンド2でのワイプアウトにより鼓膜が破れてしまったサリー。
しかし、耳に水が入らないようにヘッドバンドを装着して出場し続け、優勝まで果たしてしまったのですから。後のコンテストでは、ヘルメットまで装着していたのは記憶に新しいですね。
ウエットスーツのスポンサー事情
昨年2014年末、メインスポンサーであったロキシー(Roxy)との契約が終結したことを発表したサリー。しばらくウエットスーツのスポンサーが不在でしたが、6月に新たなメインスポンサーを発表。
そのメインスポンサーは、今年で40周年を迎えたオーストラリアのブランド「Piping Hot(パイピングホット)」。歴史のあるブランドながら、知名度は低いですよね。だからこそ、ネームバリューのあるサリーは貢献できると思って選んだのではないでしょうか。
サーフボード事情
サリーのサーフボードは、Firewire(ファイヤーワイヤー)のジョン・パイゼルのデザインのイメージが強い方が多いはず。2012年から、ファイヤーワイヤーはサリーのボードスポンサーでしたからね。
しかし、今年8月に契約が満了となりました。そんなサリーが、WCT最終戦のマウイプロに持ち込んだボードは、オーストラリアブランドのJS。パイゼルのボードデザインも良いものの、オーストラリア国内で密にコミュニケーションの取れるシェイパーを選んだ結果だそうです。
婚約
幸せそうなサリーの写真と共にSNSで突如発表された婚約。お相手は、ラグビー選手のトレント・メリン。このニュースを受け、もしやワールドツアー引退かと思われましたが、念願のワールドタイトル目指し、来シーズンもやる気十分だそうです。
ヘルシーなキッズ育成財団設立
ここ数年、12月にハワイで開催されるサーファーポールには姿を現さないサリー。昨年は自身の本の出版イベントなど、慌ただしいスケジュールをこなしているためです。
そんなサリーが今年12月、今年のサーファーポールに登場せずに取り組んでいたのは財団設立のため。世界中のキッズ同様、オーストラリアでもインターネットやゲームに熱中し、外で遊ばない子供が増えていると言います。
そこで、次世代キッズが外でアクティブに楽しむことで、人生を豊かなものにしてもらおうとの目的を持ち、財団を設立したとのこと。サリーは、一日最低30分は外で遊ぶことを、教育プログラムなどに取り入れたいと話します。
まとめ
激動と呼ぶに相応しいほど、様々な出来事のあった今年のサリー。環境の変化が刺激となり、コンテストでこれまで以上に活躍するサーファーは少なくありません。来シーズンこそ、悲願のワールドチャンピオンに輝くのかどうか目が離せませんね。
サリー・フィッツギボンズの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
サリー・フィッツギボンズ起用のランドローバーCMと昨今のスポンサー事情
リップカールプロ前のジム&フリーサーフセッション:サリー・フィッツギボンズ