ショーン・ロペス(ジェリー・ロペスの甥) photo:WSL
ショーン・ロペス(ジェリー・ロペスの甥) photo:WSL

メンズに先立つ5月29日から、ウイメンズのWCT第四戦「フィジー・ウイメンズ・プロ」の会場となるフィジーのクラウドブレイク。

そのクラウドブレイクに現在、歴史的なビッグスウェルが押し寄せ、ビッグウェイブサーファーが集まってスーパーセッションが繰り広げられているそうです。

今回の記事は、スーパーセッションの映像、ワイプアウトを強いられて溺死寸前の危険な状況に陥ったアーロン・ゴールドに関する情報をお伝えします。


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まずは、アーロン・ゴールドのニュースから。アーロンと言えば、エルニーニョ年といった2015/2016年シーズンのマウイ島ジョーズにおいて、ジョーズでのパドルイン史上最大サイズの波にチャージしたサーファーとして、一気に注目を集めたビッグウェイブサーファー。

マウイ島ジョーズのパドルインで過去最大サイズのチャージ@2016/1/15

4月に開催されたビッグウェイブアワードでは、当然と言うべきか、同アワードにおいてパドルアワードを受賞しました。

今年もシェーン・ドリアンが制した2016年WSLビッグウェイブアワード

そんなアーロンは、WSLによるとフィジー時間の今朝8時半頃、8フィートほどのソリッドスウェルにチャージしたもののワイプアウト。ワイプアウト後は2本の波に巻かれ続けて意識を失ったとのこと。次に目撃されたのは、意識を失ったアーロンが、海面に顔を沈めた状態で浮かんでいる姿だったそうです。

第一発見者となったフィジアンのウリ・クロップはすぐさまジェットスキーで駆けつけ、アーロンをボートへと連れて行き、ボート上でマーク・ヒーリーがCPR(心肺蘇生法)を行うことに。

すぐには意識が戻らなかったアーロンですが、ボートでアウターリーフのクラウドブレイクからタバルア島へと戻る途中で意識を戻し、後に病院へと搬送されたと言います。

意識回復後のアーロン・ゴールド via Benji Brand's Instagram
意識回復後のアーロン・ゴールド via Benji Brand's Instagram

少しでも発見が遅れていたら、確実に命を落としていたはずのアーロン。命を賭けたチャージをするビッグウェイブサーファーたちが、互いを気に掛けることで救われた命であり、非常にホッとしました。

まさにサバイバルセッションとなっている現在のクラウドブレイク。下記動画は、WSLが公開したセッションの一部映像となります。

マイク・ピーチのチャージ動画

ダミアン・ホブグッドのチャージ動画1

ダミアン・ホブグッドのチャージ動画2

マーク・ヒーリーのチャージ動画

デーン・グダスカスのチャージ動画