自然に人間の手を入れる開発建設の影響から、消滅するサーフスポット。先進国や発展途上国問わず、世界中のサーファーにとって大きな問題となっています。
以前には、世界的に有名なゴールドコーストのキラも、開発によるスポット消滅の危機に晒されました。幸いにも、反対運動が功を奏して開発建設が中止となりましたが。
今回の記事は、つい最近、インドネシアのバリ島でもサーフスポットが消滅することとなったので、内容についてお届けします。
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今回消滅することになったサーフスポットは、人気サーフスポットであるヌアドゥアからすぐ近くのホテル「グランドニッコーバリ」の正面に位置するニッコー。
新たに建築中のホテル「Kempinski hotel」の開発の一環として、海に突き出る突堤と人工島がニッコーのピークに建設されたのです。
上段が建設前、下段が建設後のラインナップとなります。「Project Clean Uluwatu」によると、今回の建設はインドネシアのずさんな役所仕事の隙を突いて行われ、明らかに違法行為であるとのこと。
自然が数百年~数千年と時間を掛けて生まれた地形。そんな自然の贈り物も、人間が手を加えるとあっという間に消え去ってしまいます。
自然を遊び場にするサーファーにとって、自分たちが楽しませてもらった環境を後世に残そうと考えるのごく自然な考え方。そのため、今回のようなニュースを見ると非常に残念に感じます。