女性ビッグウェイブサーファーと言うサーフキャリアにおいて、大成功を収めているブラジリアンサーファーのマヤ・ガベイラ「Maya Gabeira」(29歳)。
女性のビッグウェイブサーファーとしては先駆けと言えるマヤは、ビッグウェイブシーン最大の祭典であるビッグウェイブアワードの女性部門で、2007~2010年の4年連続でベストパフォーマー賞を受賞。さらに、2012年にも同賞を受賞しています。
また、ビッグウェイブサーファーとは大枠で言えばフリーサーファーの一つでありながら、数々のスポンサーが付くことに。現在の女性ビッグウェイブサーファーであっても、なかなかスポンサーが付かない現状を見ると、大成功と言えます。
しかし、すべてが上手く行っているように見えるマヤですが、過去には苦い体験も。今回の動画は、マヤ・ガベイラのリベンジストーリーをお届けします。
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現在のパドルインサーフィンにおいて頂点と言えるサーフスポットがマウイ島ジョーズ(現地名:ピアヒ)である一方、ジェットスキーに牽引してもらって波に乗るトウインサーフィンの頂点(波のサイズにおいて)がポルトガルのナザレ。
トウインサーフィンではマシンの力を使うので、パドルインでは乗れないような波にも乗れます。となれば、トウインサーファーが狙うのは世界最大サイズの波、もしくは世界最大サイズのバレル。
ナザレはバレルにはならないので、サイズを追求するビッグウェイブサーファーの頂点という事になります。では、なぜそこまでサイズアップするのか?その理由は地形にあります。
ナザレの地形は海底峡谷となっていて、岸に近づくに連れ谷間が狭くなり、沖合から岸に向かうスウェルは狭くなる谷間に合わせてパワーが一点に集中していくためです。
このナザレで、マヤが死と隣り合わせの経験をしたのは2013年10月のこと。
そして2015年10月、2年前のリベンジを果たすべく、ポルトガルのナザレへと舞い戻ってきたのです。マヤにとって、ビッグウェイブサーフィンは生きていると実感させてくれるもの。
2013年10月以降、ギブアップしようなど思ったこともなかったと語るマヤ。人生で訪れる困難には立ち向かわければならず、打ち勝たなければならないと話す通り、マヤは見事にリベンジを果すことに成功します。
最後に「また強くなった気がするわ」と笑うながら話すマヤ。チャレンジしている事の程度は抜きにして、誰もが大なり小なり困難に立ち向かう時が必ずあるので、とても学ばせられる内容ではないでしょうか。
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マヤ・ガベイラの過去記事は、下記リンク先から参照して見て下さい。
新たなスポンサー「ルルレモン」と契約した女性ビッグウェイブサーファーのマヤ・ガベイラ