今シーズンのツアールーキーで、現WCTランキング18位のコナー・コフィン「Conner Coffin」(22歳)。
WCT初戦で9位、WCT第二戦で5位と好調すぎる滑り出しだったものの、第三戦と第四戦では1コケとなる25位となり、第五戦のフィジーイベントではインターフェアを取られるという痛恨の敗退を喫しました。
今回の動画は、コナー・コフィンのフリーサーフ映像をお届けします。先日お届けした弟のパーカー・コフィンと同じシリーズものの作品となっています。
WCTサーファーを兄に持つパーカー・コフィンのカリフォルニアセッション
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ウィゴリー・ダンタスに奇跡的な勝利をもたらすことになったフィジーイベントにおいてコナーが犯したインターフェアは以下の通り。
コナー・コフィンのインターフェア
https://youtu.be/Do5lxOXI9po
ここで、少しルールの説明を。コンテストサーフィンでは、プライオリティというルールがあります。プライオリティとは、ヒート中のサーファーに与えられるもので、日本語では優先権と呼ばれます。
プライオリティを持つサーファーは優先的に波に乗る権利が与えられ、プライオリティを持っていないサーファーは邪魔(インターフェア)をしてはならないコンテストサーフィン特有のルールです。
例えば、遥かアウトからプライオリティのないサーファーが波に乗っていたとしても、インサイドでプライオリティを持つサーファーがその波に乗れば、プライオリティのないサーファーは邪魔をせずに波からキックアウト(日本語ではプルアウト)しなければなりません。
今回のケースでは、コナーがプライオリティを持つウィゴリーをインターフェアしたというわけです。ウィゴリーの戦術に、コナーがまんまと引っ掛かった感じですが。
インターフェアの罰則は、通常はベスト2ウェイブスコアのトータルで勝敗が決まるヒートにおいて、ベスト1ウェイブスコアしかカウントされなくなります。
インターフェア前の両者のスコアは以下の通り。
ウィゴリー:5.17+1.77=6.94
コナー:6.83+4.37=11.20
ヒート残り2分台でコナーはインターフェアを犯し、4.37は削除されて6.83のみのカウントとなり、ウィゴリーが大逆転勝利を収めることになったのです。近年稀に見るインパクトの強い逆転劇と言えますね。
さて、そんなコナーのフリーサーフ動画。パワーとスピードが迫力があり、こういったサーファーがワールドツアーでは安定した成績を残しますね。
インターフェアは手痛いレッスンでしたが、次なるJベイはコナーのサーフィンにハマるサーフスポットなので活躍に期待です。
https://vimeo.com/171577636
コナー・コフィンに関する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。
絶好調ルーキーのコナー・コフィンによる最新動画@カリフォルニア&ハワイ&オーストラリア