Photo: Surf Snowdonia
Photo: Surf Snowdonia

ケリー・スレーターのウェイブプールがワールドツアーイベント会場となる日も間近と言われて、盛り上がりを見せているウェイブプール業界。

その一方、ウェイブガーデンの技術を使用したウェールズ(イギリス)にあるサーフ・スノードニアでは、イギリス国内プロサーフィンツアーイベントの一環として、コンテストを開催することを発表しました。

今回の記事は、今年2016年10月24日に開催予定となっているサーフ・スノードニアにおけるサーフィンコンテストに関する情報をお届けします。


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昨年夏にオープンしたサーフ・スノードニア。オープン後の9月には、レッドブルによるサーフイベント「 レッドブル・アンリーシュド」が行われ、大いに盛り上がりました。

ウェイブプールで開催されたサーフイベント2015年度「レッドブル・アンリーシュド」

しかし、今回のコンテストは単発イベントではなく、イギリス国内ツアーによるイベントなので、今後も続いて行くと考えられています。つまり、ウェイブプールがサーフイベント会場の新たなオプションの一つになる可能性を示唆しています。

スノードニアのマネージングディレクターであるアンディ・アインスコフは「世界初でありワールドクラスな施設のスノードニア関係者として、我々はサーフィンというスポーツが新たな分野へと踏み出すことにストークしてる」と発言。

イギリス国内プロツアーのディレクターを務めるデイヴ・リードは「今回のイベントは、コンテストサーフィンにおいて大いなる一歩になるだろう。全く同じ波がブレイクすることから、コンテストにおいての運の要素が排除されて、純粋にサーファー個人の能力で結果が決まるのだから」

「予測可能な同じ波がブレイクするのだから、一気にスキルアップしたいと願うサーファーにとってウェイブプールは近道になるはず」と、コメントを寄せています。

従来は海での開催が当たり前であったサーフコンテストですが、クオリティの高いウェイブプールの存在により、海から遠く離れた内陸でもサーフコンテストが開催可能になったのは飛躍的な進歩ではないでしょうか。

ウェイブプールに反対のサーファーもいることは事実ですが、ウェイブプールで開催となれば、ギャラリーとしては開催日時が固定されることはありがたい事です。

また、今回のイベントに限っては無料のようですが、今後は通常のスポーツイベントのように観戦チケットの販売も可能になるので、その収益から賞金を増やすことになれば、選手にとってもプラスだと思います。

今後、オーストラリアでもウェイブガーデンを使用したウェイブプールが続々と建設予定であることを考えると、近い将来、ウェイブプールでのコンテストが珍しくない時代が訪れることでしょう。

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となれば、気になるのがコンテストフォーマット。昨年のスノードニアでのレッドブルイベント同様、フォーマットは従来のコンテストとは異なる形になると思うので、その点にも関心が高まります。

参照記事:「SURF SNOWDONIA TO MAKE ITS DEBUT ON PRESTIGIOUS UK PRO SURF TOUR

スノードニアで昨年開催されたレッドブルイベント
https://youtu.be/UxQqTo2U-7k

ウェイブガーデンとサーフ・スノードニアに関連する過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。

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ウェイブガーデン創業者の息子たちが見せる人工波@Nランドでのライディング

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