先週木曜、ワシントンで行われた米国オリンピック選手団の祝勝会。同祝勝会にはオバマ大統領も参加し、上記写真では壇上でスピーチを行っているのですが、オバマ大統領の背後には二本のサーフボードが…。
このサーフボードをシェイプしたのは、ジョンジョン・フローレンスのシェイパーであるジョン・パイゼルで、事の経緯について米サーファー誌で語られていました。
今回の記事は、オバマ大統領×サーフボードという不思議な光景に至った事情についてお届けします。
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ジョン・パイゼルによると、このような状況となった経緯は以下の通り。
およそ1年前にハーレーからコンタクトがあって、リオデジャネイロ(ブラジル)のオリンピック村の装飾として、記念になるサーフボードのシェイプを依頼されたんだ。
僕はジョンジョンが大好きな「バスタード」モデルを50本準備したんだよ。でも、その内の2本が、大統領に贈呈されることになるなんて夢にも思わなかった。
パイゼルのボードは6'0"のスラスター。このボードが、2020年東京五輪にサーフィンが追加種目に決定した記念として、オバマ大統領とミシェル夫人に贈呈されたとのこと。
ボードのペインティングを担当したのは、JPオルソンとクレイグ・ステイシックの二人。デザインに関しては、米国オリンピック委員会から渡された200ページほどのガイドラインに従った上で施されたと言います。
そんな過程を経てペイントが施されたボードが5本で、その内の2本が贈呈用に選ばれたそうです。
ちなみに、NYタイムズ誌によると、サーフボードを目の当たりにしたオバマ大統領の感想は「もう少しボリュームのあるタイプが好みなんだけど、ロッカーは良い感じだね」とのこと。
オバマ大統領がボディサーフィンすることは有名ですが、スタンドアップサーフィンをすると聞いたことがないので、コメントはアメリカンジョークでしょう。ただ、ハワイ育ちなのでサーフボードについて詳しいですね(笑)。