サーフィンのトップアクションにおいて、ベースとなるマニューバの一つであるスナップ(日本ではリップやリッピングと呼ぶことが大半)。
スナップとは、波のフェイス上で行うレールターンとなるカーヴィングとは異なり、波のトップで勢い良くサーフボードを返すアクションです。
今回の記事は、コロヘ・アンディーノによるバックサイド(BS)でのスナップを参考に、各動作を解説するハウツー映像をお届けします。
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若かりし頃は、フロントサイドはミック・ファニング、バックサイドはタジ・バロウのサーフィンに憧れていたと話すコロヘ。
そんなコロヘによるスナップのコツは、スタンスのポジショニングで思い切りステップバックするとのこと。ステップバックしないと、半径の狭い返し、つまりはタイトなターンができないためです。
ここからは、コロヘのバックサイドスナップの映像を使い、ハーレーサーフクラブのコーチを務めるショーン・ワードによる解説を記します。
ステップ1
背筋を伸ばしながらスナップを狙うセクションに視線を向け、後足を曲げてターンの支点となるフィンに体重を乗せる。
ステップ2
ボトムターンの角度を決めるのは肩の回転。前方の肩から開き、後方の肩は前方に追随させる。
波のリップにボードのノーズが到達する頃、今後は開いていた肩を閉じるように逆方向に回転させると、サーフボードは上半身の動きに付随する。
ステップ3
ボードを返してリップに乗った時は前足体重にすると、フィンアウトしたテールはスムーズに回転する。
ボードのデッキに手が付いた状態になっていれば、ちゃんとターンができている証拠になるとのこと。
ステップ4
フィンアウトの状態からフィンが波のフェイスに戻った時、前足体重から後ろ足に体重を戻すと、ボードコントロールが可能となって次なるマニューバを狙う準備完了。
*コロヘ・アンディーノの最近の過去記事は、下記リンク先からチェックして下さい。