現地時間7月19日(南アフリカ)、2014年度ASPメンズワールドツアー第六戦Jベイ・オープンが終了しました。会場のJベイ(ジェフリーズベイ)は、今シーズンのJベイの中でベストコンディションと言われるほどの波に恵まれ、サイズは6~8フィートのダブルオーバー。

このコンディションになると、一切トリックなど無しで、ボトムターン、トップターン、バレルと3つのマニューバだけに集約されたサーフィン勝負となります。となると、有利なのはベテランサーファーとなり、ファイナル進出を果たしたのは、ミック・ファニングとジョエル”パーコ”パーキンソンとなり、ミックが優勝を果たす結果となりました。

ライブ映像を見ていると、全体を映すカメラからの映像だと波は小さく見えましたが、海から撮影した映像になると、いかにサイズがあるのか分かり、そそり立つ壁のような波に対し、小波の時と同じよう、ギリギリのセクションを狙いに行くサーフィンは迫力がありました。今シーズンのツアーイベントで、ようやく波が当たったといった感じですね。個人的には、この波でケリー・スレーターのサーフィンが見たかったです。

今回はツアーイベント以外に、レジェンドの特別ヒートも開催されました。同ヒートを戦ったのは、トム・カレンとマーク・オクルーポ。経験がモノ言うコンディションだけに、見応えがありました。特に、トムのパーフェクト10は必見で、こういったコンディションで毎回ツアーイベントが開催されるのなら、トムは今でも十分に戦っていける事が分かります。50歳にして、3×ワールドチャンプの経歴は伊達じゃないですね。

最後に、今回の結果を受け、ランキングも大きく変動しました。1位は変わらずのガブリエル・メディナ、2位はパーコ、3位はミックです。ベテランが安定感で、徐々にランキングを上げてきましたね。勢いのあった若手が、安定感がないので落ちていった結果とも言えますが・・・。


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