マーガレットリバーでは他を寄せ付けないほど圧倒的なターンで、終始ハイスコア続出の末にマーギーズプロを制覇したジョンジョン・フローレンス「John John Florence」(24歳)。
あのパフォーマンスはジョンジョンのサーフスキルがあってこそですが、ジョンジョンのパフォーマンスを支えたのは紛れもなくサーフボード。では、サーフボードにどのような秘密が隠されていたのか!?
今回の記事は、ジョンジョン・フローレンスのシェイパーであるジョン・パイゼルへのインタビュー記事をお届けします。
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パイゼルによると、ジョンジョンがマーガレットリバーで乗っていたボードモデルは「The Ghost」。ディメンションは「6'2" x 18.88 x 2.50」の29リッター(ジョンジョンは身長185センチ体重79キロ)。
ハワイやマーガレットリバーのよう、非常にパワフルな波に合う同モデルは、幅と厚みを少しノーズ寄りに移動させたことで、風が強いコンディションでもボードがバタつきにくいと言います。
ドライブ性能のためにエントリーロッカーは抑え目にし、トップスピードでターンしてもボードがスライドしないようにテールカーヴは強めとのこと。
マーガレットリバー同様、オープンフェイスが特徴であるCT第3戦の会場となるベルズビーチ。となると、ジョンジョンは「The Ghost」に乗るかと思いきや、パイゼルの見解は異なります。
パイゼルが予想するジョンジョンがベルズビーチで乗るボードは、ジョンジョンお気に入りの新モデル「Voyager 1」。ツアー初戦のスナッパーロックスで乗っていたモデルだそうです。
同モデルの特徴は、ジョンジョンが従来乗っていたボードよりもノーズロッカーが抑え目になっている点にあり、波がフラットに近いセクションもあるベルズとの相性が良いためとのこと。
コンテスト会場の波に合わせ、様々なボードに乗るジョンジョン。年間で数えると、実に80~100本ほどのボードに乗るとのことです。とんでもない本数ですね…。
*マーギーズプロでのライディング
https://youtu.be/DiELevRnJFY
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参照記事:「shapers: Jon Pyzel on John John’s magic Margie's board」