昨日終了した日本で開催されるQSイベントとしては最もグレードの高い「Ichinomiya Chiba Open」。
メンズのQS6,000イベントはジェシー・メンデス、ウイメンズのQS3,000イベントは川合美乃里プロが優勝しました。
同イベントのリポートについてはすでに各メディアで報じられているので、当メディアとしては今イベント後のメンズQSランキングやCTクオリファイに必要となる今季のポイントなどに関する内容をお届けします。
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イベント毎にグレードが異なるQS(Qualifying Series)。メンズのQSイベントにおいては、優勝者が10,000ポイント獲得のQS10,000イベント、優勝者が6,000ポイント獲得のQS6,000イベントがいわゆるハイグレードイベントです。
このハイグレードイベントの今季開催数は、QS6,000イベントが6回、QS10,000イベントが5回。QS10,000はまだ一つも開催されてなく、QS6,000は3回開催されました。
今季すでに2度もQS6,000イベントを制したのが、今回の優勝者であるジェシー・メンデス。もう一つのイベント優勝者はヤゴ・ドラです。さて、ここで現在のランキングをチェックしてみましょう。
ジェシーが圧倒的なポイント差でトップに立っています。ただ、気になるのが、ワールドツアー入りの条件となるトップ10に入るために必要なポイント。
そこで昨年2016年のランキングをチェックして見ます。
昨年と今年はハイグレードイベントの開催数が同じなので、トップ10入りのポイント数は似たり寄ったりになると思います。という事は、昨年はQSランク11位のイズキール・ラウまでがCTにクオリファイしたので、約19,000ポイントがボーダーラインとなるでしょう。
5つのイベント結果のトータルで20,000に近いポイントが必要になるので、平均して4,000ポイント弱が必要となります。ですが、一つのイベントで10,000ポイントをゲットすれば、他のイベント結果では好成績を残さなくてもクオリファイが可能。
つまり、サーファーによってポイントの稼ぎ方は様々。昨年を例に挙げると、五十嵐カノアは6,000ポイント台を3つ獲得し、残り2つは低めのポイント。
一方のレオナルド・フィオラヴァンティは、4,000ポイント前後を5本揃えてのクオリファイ。ただし、一つだけ共通点があります。それは、クオリファイしたサーファーの誰もが、QS6,000なら準優勝以上、QS10,000ならば5位以上のビッグリザルトを残しています。
さて、前述した通り、QS10,000がまだ開催されていないので、ランキングレースはまだまだこれから。現時点において有利と言えるのは、QS6,000で優勝したジェシーとヤゴ・ドラくらい。
注目のQS10,000イベント初戦は、南アフリカで7月序盤に開催される「Ballito Pro」となっています。
*Ichinomiya Chiba Openの最終日ハイライト動画
https://youtu.be/BWJw-GcGuqg
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公式サイト:「World Surf League」