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当ブログの立ち上げ以降におけるトータルアクセス数でナンバー2となっているケリー・スレーターのパドリング分析記事

同記事の解説をしているのが、サーフィン・パドリング・アカデミーの創設者であるロブ・ケースです。

今回の記事は、ロブ・ケースが教えてくれるパドリングを効率的に行うための3つのポイントに関する内容を動画と共にお届けします。


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ロブによると、サーフィン中にサーファーが行う行為は「パドリング」、「波待ち」、「ライディング」の3つ。

この中で、パドリングに占める割合でおよそ7割に及ぶとのことで、パドリングはサーフィンにおいて非常に重要であると説いています。

そこで、ロブが一般サーファーのパドリングについて、改善した方が遥かに効率的になるとアドバイスしてくれる秘訣は3つ。

1. サーフボードを水平にする

サーフィン初心者がよく言われる点として、パドリング中にサーフボードのノーズが浮き過ぎているというポイントに該当しますね。

ノーズが浮き過ぎているということは、サーフボードのテールは激しく沈んだ状態となっているはず。となると、海面に対してボードは斜めとなるので、パドリングで前に進む上で大きな抵抗となってしまいます。

そのため、完全に水平にすることは無理ですが、出来るだけ水平に近い状態になるよう、パドリング時のボードに乗る位置を調整する必要があります。

また、パドリング中は胸を反った状態をキープとよく言われますが、ロブの場合、顔を水面に近づけた状態をキープし、セイルボートのように突き進むとのこと。

上記の点を踏まえてパドリングを行うと、一漕ぎで進むパドルスピードが大幅に上昇するので、圧倒的なスピードアップに繋がるとのデータも示しています。

2. 水を後方に向けて漕ぐ

パドリングは前進するために行うので当たり前のように聞こえるかもしれませんが、実際には後方ではなく、入水して最初のパドリング動作の力が下方に向かっているケースが多いとのこと。

下方に向かうということは無駄に体力を使う事になるので、パドリングの際には後方へと漕ぐ意識を強く持つべきと言います。

3. パドリングには上腕と手を使う

手だけを使ってパドリングしていると、水を押し出すために手のひらが水に触れる面積はわずか。そこで、上腕も使ってパドリングをすることで、より効率的にパドリングが行えると言います。

ただ、簡単に上腕も使えるようになるわけではありません。そこでロブがお勧めしているのが、拳を作ることにより、手のひらを使ってパドリングできない状態にしてのトレーニング。

このトレーニングを行えば、手のひらを使ってパドリングができなくなるので、上腕を使う感覚が分かってくるようです。

実際のトレーニング内容としては、拳パドリングと通常のパドリングを交互に行うもので、例えば拳で4ストロークしたら通常のパドルで4ストロークを1セットとして、数セット行うと言ったものとのこと。

まとめ

パドリングに関しては、意外と理論的に考えることは少ないと思うので、とても参考になる今回の動画。

次回、海に訪れた時は、自分のパドリングをチェックして見てはいかがでしょうか。