マウイ島ジョーズ(現地名:ピアヒ)でこれでもかと言うくらい攻めるサーフィンを見せるアルビー・レイヤー「Albee Layer」(26歳)。
その結果として、ジョーズ史上最もディープなバレルをエルニーニョ年にメイクして話題になりました。その一方、危険なまでのワイプアウトも。
今回の動画は、エルニーニョ現象となった2015/2016年シーズンにアルビー・レイヤーが体験したマウイ島ジョーズでのワイプアウトについて、本人が解説する映像をお届けします。
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今回の内容については当時、軽く触れた記事をお届けしています。
そして今回は本人の回想記を交えた内容。テイクオフ直後のエアドロップは見事にメイクしたものの、その後のドロップでワイプアウトしてしまったアルビー。
その時の状況は「体がとんでもなくぎこちない形で半分に折れ曲がったんだ。波のフェイスに頭から突っ込んだ瞬間は、一瞬意識が飛んだよ」。
「波に吸い込まれてボトムに落ちていく時は両腕の感覚を失ってた。ジョーズで命を落とす時は、こんな感じなんだろうなって思ったね」。
その後は腕の感覚がなかったので、インフレータブルベストのコードを引く事すらできなかったものの、何とか右腕の感覚だけが復活。壮絶すぎますね…。
そして、左腕の感覚は戻らないままに、今度は20フィートほどの波に巻かれることに。ですが、場所がジョーズということも幸いし、二本目の波に巻かれた後、全てのジェットスキーが救助に来てくれたとのこと。
脳震盪を起こしてフラフラした状態ながらも、辛うじて生還できたアルビー。本人は首を骨折したと思っていたそうですが、ギリギリで骨折には至らなかったそうです。
ただ、波の破壊力は壮絶であったため、頸椎を固定するためのネックカラーを装着する生活が一週間ほど続くことに。
ちなみに、2016年2月に開催されたエディイベントでは、コア・ロスマンが肋骨を骨折したのですが、イベント自体は大怪我をするサーファーもなく無事に終わったと報告されました。
つまり、ビッグウェイブサーフィンの世界では、このアルビーの怪我も決して大怪我ではなく、日常茶飯事にあり得るレベルということなのかもしれません…。
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参照記事:「Greatest Wipeouts: Albee Layer’s Near Neck-Breaker at Jaws」